秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁(ひさひと)さまを乗せたワゴン車が高速道路で追突事故を起こした。幸い、けが人はなかった。だが、悠仁さまは天皇の位を継ぐ皇位継承者。天皇、皇后両陛下や皇太子家のようには交通規制がしかれず、先導もないのは、なぜなのか。
事故が起きたのは、20日午前7時40分ごろ。宮内庁職員が運転するワゴン車が相模原市緑区の中央自動車道下り線を走行中、前方の車が渋滞で急ブレーキをかけ、慌てて急ブレーキをかけたが間に合わず追突したという。紀子さまと悠仁さまは友人らと、登山のために山梨県に向かう途中だった。
事故の背景に、両陛下や皇太子家と、それ以外の皇族方との警備態勢の「格差」がある。
両陛下や皇太子家が車で移動する場合、前方を白バイなどが先導し、後方にも警備車両がつくなど車列が組まれる。信号はすべて青信号にされ、高速道路は通過時に規制をかけるため、渋滞に遭遇することはない。
一方、秋篠宮家や他の皇族方の車には公務でも私的な外出でも原則、白バイはつかず、後方に警察車両が一台つくだけだ。信号も一般車両と同様に守り、高速道路も交通規制はしかれない。渋滞に巻き込まれることもある。
今回、前方に先導車がいれば、…
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朝日新聞社会部