韓国野党 大統領の弾劾 来月2日にも採決したい

韓国野党 大統領の弾劾 来月2日にも採決したい
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韓国で、パク・クネ(朴槿恵)大統領の退陣を求める声が高まる中、最大野党の幹部はパク大統領の弾劾を求める議案について「早ければ来月2日、遅くとも9日には採決したい」と表明し、議案を発議する時期について、ほかの野党と調整する考えを示しました。
韓国のパク・クネ大統領の長年の知人のチェ・スンシル(崔順実)被告や側近ら合わせて3人が起訴された事件では、検察が大統領について、「共謀関係にあったと判断した」と発表しました。

大統領の退陣を求める声が高まる中、最大野党「共に民主党」のウ・サンホ(禹相虎)院内代表は24日、パク大統領の弾劾を求める議案について、「早ければ来月2日、遅くとも9日には、国会で採決するようにしたい」と表明し、議案を発議する時期について、ほかの野党と調整する考えを示しました。

仮に議案が可決されれば、パク大統領は職務停止に追い込まれ、その後、憲法裁判所が妥当かどうかを審理する間は大統領の職務は首相が代行することになります。
ただ可決には国会議員の3分の2以上の賛成が必要で、野党や無所属の議員だけでは可決できないため、与党「セヌリ党」の中でパク大統領と距離を置くいわゆる非パク派の議員の動向が焦点となります。

一方、韓国の与野党は、一連の疑惑が国政に与えた影響を調査するため、チェ被告本人や財閥のトップなどを証人として来月5日から国会に呼ぶことで合意し、新たな証言が出てくるのか注目されています。