たまには真面目な話でも書こうか・・・。
夢を見たんだよね。
夢の内容も鮮明に覚えてるぞ。
羽田圭介さんと・・・
同棲してる夢!
羽田圭介さん、知らない?
この人ですよ。
芥川賞作家だ。
去年の夏かな、お笑い芸人の何とかって人と芥川賞を同時受賞して話題になったよね。それからクイズ番組なんかに出演するようになって、見たことある人も多いと思うけど・・・。お笑い芸人(名前は知ってるけど、あえて書かないw)が芥川賞を受賞しようがどうしようが、興味はないんだけど、この羽田圭介さんが受賞したのは嬉しかったぞ。
なにしろデビュー作から追いかけてる作家だからね。
この人のデビュー作「黒冷水」、かなり話題になったからなぁ。
2003年、この「黒冷水」で17歳の高校在学中に第40回文藝賞を受賞だからね。もちろん当時最年少記録だ。書評なんかでも話題だったし、すぐに読んでみたんだけど、ぶっ飛んだぞ・・・。
これ、ホントに高校生が書いたん?
ってのが感想だ。
高校生が書くにしては過激すぎるだろ!
って思ったぞ。
血の繋がった実の兄弟・・・高校生と中学生の兄弟が憎しみあって「家庭内ストーキング」を繰り返すんだけど、まぁ、過激な表現が多いし、心理描写も巧み。
弟のオ〇ニーの姿を隠し撮りして、家族が揃ってる居間のテレビにその姿を映すとか・・・これ、そうとうな衝撃を受けたシーンだな。
オレ、一人っ子だし兄弟は居ないから、分からんけど・・・ホントの兄弟でも、こんな事、有り得るんか?って・・・。
まだ読んでない方には、オススメの本だな。
でね、一人っ子って事で、またまた考えたことがあって・・・。
それが今回の本題だ。
親の介護問題・・・。
続き~
この歳になると嫌でも考えるのが、親の介護問題だな。
オレなんか独身だし、自分の老後の事も考えなきゃいけないのに、親のことも考えなきゃいけない・・・。こういう時は、
あ~、兄弟が居たらなぁ
なんて思うぞ。兄弟でいろいろ相談とかできるだろ・・・。
でね、結論なんだけど、オレの場合だけどね、
介護施設には入れない!
それぞれの家庭の事情とかあるから、一概にどれがベストとか言うつもりもないし、あくまでオレの方針だからね。
そう、オレの方針だ。
以前は、親が認知賞になったら施設に入れんと仕方ないなぁ、って思ってたんだけど、考えが変わったのだ。
というのも・・・
3年前かな、時間も余裕あったし、おし、何か資格でも取ろうかな、って介護資格を取る某スクールに行ったんだけどね。とりあえず、最後まで履修して資格も貰ったけど、あれだな、通ってる間は、ほとほとウンザリしてたってのが正直な感想だ。
まぁ、いろんな人間が来てたな。
真剣に介護に取り組もうとしてる人、そうじゃない人・・・。
机上での演習もあるし、もちろん実技の講習なんかもある。実技ってのはいろいろ有るんだけど、車椅子への移乗の方法、食事介助の方法、ベッド上での着替え・・・。
この実技も一人ひとり演習があるんだけど、
こいつだけには、親の介護をさせたくない!
っていう人間も居たぞ。
だって、超下手!
向いてないのだ。オレに限らず、みんなが言ってたからな。
まぁ、このスクールも商売でやってるんだし、こういう人間にも最後には資格を取らせて卒業させるんだけど・・・。
考えてみたら恐ろしいな。ああいう人間も介護の第一線で働いてると思うと、オレは気が気じゃないぞ。
このスクールの場合、実際の施設に行ってのインターン研修ってのもあって、卒業前の都合10日間、デイサービスやらグループホームやら特別養護老人ホームなんかで実際に働くわけだ。要は働きながら、現実の介護の現場を見て学習する、ってわけだな。
タダ働き・・・。
今のオレなら、絶対に行かないけど、このインターン研修を終えないと資格は貰えないしで、行ってみた・・・。
うん、入所者(介護される人)に優しく接してる人も多い。
きっと、そういう人がほとんどなんだろう・・・。
けど、そうじゃない人も居る。
相手が認知賞で理解できないとはいえ、暴言を吐く職員も居たからな。
あんたなんか、車椅子から落ちて足を折れば良いのに・・・
とか
何回、トイレ介助させるの!少しは我慢できないの!
とか・・・。
認知症とはいえ、本人に言うか?
そういうオバサンに限って、入所者の家族が面会に来ると、ニコニコして介護してたりな。
食事介助なんか、ひどかったぞ・・・。
オレも食事介助を研修で何度もやったけど、自分の力で食事を取れない人もたくさん居るのだ。そういう人には、スプーンで食事を食べさせてあげるんだけどね、みながみな、素直に口を開けてくれるわけじゃない。口を開けてくれるとしても、遅いし、飲み込むのも時間がかかる。
食事介助してると、
ちょっと、市川さん!
ベテラン職員のオバサンに言われた。
早く食べさせないと、13時半からオムツ交換やから!
そんな事を言われても、相手の入所者は口を開けてくれないし、やっと食べ物を口に入れても、飲み込むまで時間もかかる・・・。
そのオバサン、どうやってるのか見てみると、スプーンを入所者の口に・・・
ねじ込んでる!
口を閉じてるのに、ねじ込んでるんだぞ・・・。
時間、時間のスケジュールに追われてるのは分かるけどさ、これ、どっち本位の姿勢なのか、はなはだ疑問だな。
入所者本位なのか、職員のスケジュール本位なのか・・・。
もちろん、こういう人ばかりじゃないぞ。
入所者の口が閉じていても、ちゃんと上手に食事を取らせてる職員も居るし、うわ~、この人、ホント、優しいんだなぁ、って思った職員の人も多い。
食事に限らず、オムツ交換にしても入浴にしても、こういう「自分の都合」優先な職員って居たからね。研修で4ヶ所の施設に行ったけど、どこにでも一人や二人は居た。
それに、休憩時間だ・・・。
どこの施設でも休憩室みたいなのがあって、そこで休憩してたんだけど、決まって出てくるのが、入所者の話題・・・。
〇〇さん、今日はなかなか食べなくてイライラしたわ
とか
△△さんなんか、3回もオムツを濡らして、頭きたわ
とか・・・。
いや、何を話そうと勝手だけどさ、仮にもインターンで来てる人間の前で言うことかな。
そして、何よりオレは、
自分の親がこういう話のタネにされる事は
耐えられん!
介護の現場なんて、本当に良い人も居るし、そうじゃない人も居る。
日本にいくつの介護関係の施設が有るのか知らないけど、施設だって、本当に理想に向かって運営してる所もあるだろうし、ただ商売でやってる所だってあるだろ。
そんなことは外部からは分からないし、分からない所には親を入れたくない。
そうは言っても、いよいよ認知症になって徘徊とかするようになったら・・・
どうする?
どうするだろうなぁ・・・。
親を引き取って傍に居るだろうな。
仕事は?
そんなもん、適当に上手くするしかないだろ・・・。
オレは仕事よりも親の方が大事だ。
いつものバイト君とは違う、新人バイト君に下書きを読ませてみた。
バイト君:僕、4人兄弟だし、まだまだ先の事だし、実感わかないですねぇ
当たり前だ!お前の歳で考えるようになったら、日本もお終いだわ!
おう、一緒に暮らしてたぞ
バイト君:どんな夢見てるんですかww
いろいろやってたぞ!聞きたい?
バイト君:なんとなく分かりますから遠慮しときますww
だんだんとオレの事が分かってきたみたいだ・・・。
次回の予定~
オレの初めてのキス・・・。