- 自分の正しさや価値観ばかりを押し付けていると、自分も疲れるし相手も疲れるから
- それが楽しくないと感じたから
自分の言うことはすべて正しいと勘違いしている人がいる。
ただそんな人はどこにでもいるし、別に珍しいことではない。
職場の人間関係、恋人、夫婦、親子などなど。
生きていればいろんな人間関係があるし、当然自分の考え方とは違う人もいる。
ただそこで自分の価値観と合わない人がいても「あぁそうか、キミはそういう考え方なんだね~」で終わればいいが、「いやいや、キミの考え方は間違っている!僕の考えが正しいのだ!」と息巻く人は必ずいる。
ただ自分の価値観ばかりを相手に押し付けてばかりいると、当然相手も疲れてくるし自分も疲れてくる。
みんな同じでいる必要はない。
人は生まれた場所も環境も付き合ってきた人間関係もすべて違って現在があるのだ。
それはとても近い場所にいる人にも通じること。
自分とは違う価値観を持つ人がいて、それを尊重することも大切なのだ。
そう気がついたのは、ある出来事があったからだ。
価値観の押し付け
僕は昔、弟に自分の価値観を押し付けていたことがあった。
こうしなきゃダメだ!
なぜこれができないんだ!
よくイジメられていたから。
よくひとりぼっちだったから。
僕が弟を守ろうした。
まだまだ僕もガキだったけど、誰にも負けないくらい、強く生きてほしいと思っていた。
弟のことを大切に想うがゆえについ自分の価値観を押し付けてしまう。
そのたびに弟はシュンとして、ただうつむいたままだった。
しかしあるとき、
「いつも兄貴は自分が正しいと思っている。でも兄貴の考え方と僕の考え方が違うことだってある」
そう弟に言われたことがあった。
ショックだった。
自分が正しいと思うことを、大切に想う弟に否定された瞬間だった。
相手の価値観も尊重する
自分でも知らないうちに、弟も自分の軸を持っていた。
自分の領域というか、自分の考え方を持っていたのだ。
だからそれ以降、僕は弟や他人に対し自分の価値観を押し付けるのをやめた。
正直押し付けるのも疲れていたし、相手も疲れているのがわかったからだ。
それよりも、
「俺はこう思うけどキミはどう思う?」
「そう感じているんだ。それも面白うそうだね」
のほうがこちらも楽だし、相手も疲れないんじゃないの?と思う。
ただお世辞ではなく、本当に面白うそうと思えばそう伝えるし、そうでなければ「あぁ、そうなんだ」で終わる。
人を傷つける内容以外であれば、最初から否定はしない。
まずは聴く。
自分だけの大切な価値観。
自分がやりたいこと、決めたいことは自分で決める。
否定から入るのではなく、とりあえず相手の話を聴く。
弟とのやりとりがあって以降、相手の価値観を尊重するように心がけている。
どうしても合わない相手
僕は聖人君子ではない。
どんなきれいごとを言っても、ブログで書いても、最初から攻撃的に来る相手にはこちらも最初から攻撃的に対応する。
そういった相手に対しては、「お前の価値観は尊重してやるから、お前は俺の領域に入ってくるな」といつも言っている。
無理に嫌いな人と付き合う必要はないけど、外で仕事をしていると当然自分とは合わない相手と絡む場面がある。
ただよほど嫌いでない限りはビジネスが絡むと僕は案外割り切って人と付き合うことができるので、休日のプライベートな時間や、仕事が終わったあとの食事や飲み会などといった場にはいっさい顔を出さない。
あくまでも仕事だから付き合っているだけで、それが終われば絡むこともない。
しかし最初は嫌いな相手でも一緒に仕事をしているうちにいろんな側面を知り、打ち解け、プライベートをともにすることもあるから、人間関係のつながりってほんと時間をかけないとわからないこともある。
だからある意味面白いのかもしれない。
◎12月最後のお仕事は福岡県!
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