紅白歌合戦の初出場が決まった出演者たち=東京都渋谷区のNHK放送センターで2016年11月24日、根岸基弘撮影
NHKは24日、大みそかに放送する第67回紅白歌合戦の出場歌手46組を発表した。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で主題歌を担当した宇多田ヒカルさん(33)ら10組が初出場を決め、女性歌手として39回の最多出場を誇る和田アキ子さん(66)は出場を逃した。年内で解散する人気グループ「SMAP」は含まれなかった。
初出場には、男性デュオの「KinKi Kids」や今年再結成したロックバンド「THE YELLOW MONKEY」らに加え、女優の大竹しのぶさん(59)も選ばれた。24日の記者会見で初出場の女性デュオ「PUFFY」の大貫亜美さん(43)は「非常に夢のある仕事だと肝に銘じながら私たちらしく頑張ってやりたい」と抱負を語った。
全国で300人以上が活躍するAKB48グループについては、当日「AKB48」として出場する48人を視聴者の投票で改めて選抜する。投票は紅白公式アプリとデータ放送で受け付ける。
籾井勝人(もみい・かつと)会長自ら出演交渉に臨むと発言し、注目を集めるSMAPについて矢島良チーフプロデューサーは「引き続きお願いを続けたい」と述べ、白組に属さない企画枠への出演に向け、現在交渉中であることを明かした。放送は12月31日午後7時15分から。【丸山進、須藤唯哉】