担当色をひた隠し、キャンディ5色を進める
キャンディチェイサー
メーカー: グランディング (日本), 発行年: 2013年
作者: 菅沼 正夫 (すがぬま まさお, 代表作:『街コロ』など)
10才~大人, 2~4人用, 所要10分, ルール難度:★☆ (1.5)
『キャンディチェイサー』は、秘密の自分の担当色を悟られないように、サイコロで全5色のコマをそれとなく進めていきながら、告発による脱落を避けつつ、担当色のキャンディを遠くまで運ぶゲームです。
全員、キャンディの密輸商人です。他の人に担当色がバレて告発されないようにしつつ、より価値を高めなければなりません。
ゲーム開始時に、各自に自分の担当色が秘密裏に指示されます。
その後は、1人ずつ代わりばんこに、特殊なサイコロを振って、出た結果の〈進む〉か〈退く〉かの1〜3歩分に合わせて、好きな色のキャンディコマを動かしていきます。
どれかのコマが端のゴールまで到達したとき、自分の担当色のコマがより進んでいるのが理想ですが、あまり露骨に自分のコマを進めていると告発の対象となってしまいます。
告発はゴール到達後に行なわれ、1人ずつ、告発する/しないを選択します。もし告発するのであれば、どの色だと思うかをカードで伏せて対象者に確認してもらいます。つまり、他の人は告発色が判らないのです。
告発が成功すれば対象者を脱落させられます。しかし、失敗すれば自分が脱落させられます。コマの進み具合による有利不利で告発のリスクも変化するでしょう。
ポイントは、1人が連続告発して複数を脱落させられることにあります。もしコマの進み具合が圧倒的に不利でも、他全員の色を読み切れば勝てるのです。 とはいえ、告発を間違えれば即脱落ですし、告発しなければ進み具合で負けてしまうとしたら、不利なことには変わりありません。
こうした告発での駆け引きを踏まえた上で、1人ずつ任意のコマを動かしていき、ゴールに着いたら告発タイムです。最後に生き残った人の中で、よりコマを進めている色の担当者が勝ちです。
ここがオススメ:
変化する進み具合の状況と各自の進め方・退け方に注意しながら、狙いと偽りとをするどく察知して告発戦に臨む駆け引きが楽しいゲームです。
僅差の優劣要素が駆け引きに影響するため、じっくり考えるのを好む大人向けの短時間ゲームとしておすすめです。よく解らずに遊ぶと、色をまんべんなく動かし、運にまかせて告発してしまうかもしれません。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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すごろくや店主
東京在住、元テレビゲーム開発者。
心機一転、2006年4月よりボードゲーム・カードゲーム普及のためのお店をはじめました。
携わった主なゲーム: