アサヒ 再来年から欧州で主力ブランドの自社生産へ

アサヒ 再来年から欧州で主力ブランドの自社生産へ
大手ビールメーカーのアサヒグループホールディングスは、先月買収したイタリアとオランダのビール会社の工場で再来年から主力ブランドの自社生産に乗り出し、ヨーロッパでの販売を強化することになりました。
これは、アサヒグループホールディングスの小路明善社長が記者会見で明らかにしました。

アサヒは先月、海外での事業を強化するため、イタリアの「ビラ・ペローニ」やオランダの「ローヤル・グロールシュ」など、ヨーロッパのビール会社4社を2900億円余りで買収しました。

会見で小路社長は、買収したイタリアとオランダの工場で再来年から主力のビールブランド「スーパードライ」の自社生産を始めることを明らかにしました。

日本のビールメーカーが、ヨーロッパで主力ブランドの自社生産に乗り出すのは初めてということで、国内市場が縮小する中、ヨーロッパでの販売網を生かし、主力ブランドの売り上げの拡大を目指します。

小路社長は「主力ブランドのヨーロッパでの販売量を2倍にして、海外でのブランド力を強化したい」としています。