2016年11月24日14時22分
30年前にインドネシアの日本大使館が襲撃された「ジャカルタ事件」で、殺人未遂などの罪に問われた元赤軍派、城崎勉被告(68)の裁判員裁判の判決が24日、東京地裁であった。辻川靖夫裁判長は懲役12年(求刑懲役15年)を言い渡した。
城崎被告の起訴内容は、1986年5月に大使館近くのホテルの客室から爆発物2個を発射したというもの。けが人はいなかった。他人名義の偽の旅券を現地のホテルなどで提示した罪にも問われた。
公判で検察側は、ホテルの客室で採取された指紋が城崎被告の指紋と一致したことを「決定的証拠」として挙げ、「偽名でインドネシアに入国した被告が犯行に及んだ」と訴えた。当時のホテル従業員らも出廷し、「被告をホテルで見た」などと証言した。
城崎被告は無罪を主張。弁護側は「事件当時、被告は中東のレバノンにいた。指紋は捜査機関によって捏造(ねつぞう)された可能性がある」と訴えていた。
城崎被告は、同じ日に起きた米国大使館襲撃事件で有罪判決を受け、米国で約18年間服役。昨年に釈放され、日本に送還された後に逮捕・起訴された。
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朝日新聞社会部