“原発いじめ”両親、ずさん対応を明かす
日本テレビ系(NNN) 11/23(水) 18:55配信
原発事故で横浜市に避難している少年が学校でいじめを受けた問題で、23日、少年の両親が取材に応じ、学校や市の対応のずさんさを明かし批判した。この問題は、福島第一原発事故後の5年前、福島県から横浜市に避難してきた現在中学生の男子生徒が、小学生だった当時、同級生からいじめを受け、「賠償金をもらっていただろう」などと言われゲーム代や飲食代計150万円余りを支払わされていたというもの。
23日に男子生徒の両親が取材に応じ、「お金を支払わされていたことを把握した時点で、学校側にいじめ防止対策推進法に基づく『重大事態』だと申し入れをしたにもかかわらず、取り合ってくれなかった」などと、学校や市の教育委員会のずさんな対応を明らかにした。
さらに両親は、「学校側から『お子さん自らが案内して同級生とゲームセンターなどへ行っているのではないか』と言われ、深く傷ついた」と悲痛な胸の内を語った。その上で「学校も市も『指導はできるが介入はできない』と繰り返すだけで何もしてくれず、八方ふさがりだった」と当時の状況を振り返り、学校などの対応を批判した。
また、両親は、男子生徒が同じような境遇でいじめられている人について、『いじめられて辛くても、死んではだめ。辛いけど、どこかに助けてくれる人がいるから、生きて。これだけは絶対に伝えて欲しい』と両親に話していることを明らかにした。
最終更新:11/23(水) 20:48
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