自分を好きになりたかった。
世界がどうなろうと本当はどうでもいい。
こんな小さな苦しみが、私にとってのすべて
この漫画、読む人は選ぶと思いますが、最近読んだ中では頭一つ抜けて面白かった!
このPV見てちょっと気になるなと思った人は、ぜひ読んでみてください。幸いなことに、今はニコニコ静画で全話無料で読むことができます。
ib -インスタントバレット- / 赤坂アカ - ニコニコ静画 (マンガ)
「斉木楠雄のψ難」「かぐや様は告らせたい」 「他人の恋愛」でいちばん(・∀・)ニヤニヤできる部分を味わえる作品 - この夜が明けるまであと百万の祈り
にて「かぐや様は告らせたい」というマンガの感想書いてたら、おすすめしてもらった作品。
一言でいうと「何物にもなれないまま世界の片隅で消えていく存在」が世界に反逆をしようとする物語です。
ストーリー自体はよくある話です。
ぶっちゃけ「ピングドラム」です。あるいは「惑星のさみだれ」です。
それに「時間旅行者」というシュタゲ的な存在が混じってるくらいです。
私はこういうテーマの作品が懲りずに好きなんです。
そして、私はこの作品の、ドストレートなボーイミーツガールの描き方が好きです。
また、ノベルゲーのようにいくつかのifの選択肢を想像させるつくりになっている点も非常に好きです。
詳しくは説明しませんので、PVを見て、あるいは上の述べたような特徴の作品が好きな人は、ぜひ読んでみてください。そして、もし読んだ人いらっしゃったら、感想をブコメやらコメントでお伝えくださるとうれしいです。
ib -インスタントバレット-(5) | ||||
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上で述べたように、全話Webで読めるため、話を読むだけなら単行本は必要ありません。
ですが、この作品を読んで、気に入った人はぜひ単行本も買ってみるとよいでしょう。
各巻ごとに、作者のコメントが熱く語られており、作品の理解に寄与すると思います。
余談ですが、このたとえが好きじゃない人いると思いますが、この作品、作者様にとってtype-moonにおける「月姫」や「fate」みたいなライフワーク的な位置づけにある作品だそうです。マンガ家としての知名度を上げて再挑戦したいと語っており実際その意気込みにふさわしい気合いの入った作品だと思う。作者の中ではまだまだ未完成ということだそうです。実際いろんな伏線が残ったまま。特に主人公たちの能力の秘密やラプラスの未来予知どうするんだ、は全く解決してません。が、終わり方は結構キレイで一つのルートはきっちり走り切ったかな、という気がします。