NY市場でも円安進む 112円台後半に

23日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカの追加の利上げのペースが早まるのではないかという見方から、ドルを買って円を売る動きが強まり円相場は、およそ8か月ぶりに1ドル=112円台後半まで値下がりしています。
23日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカの耐久財の受注が市場の予想を大きく上回ったため、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が追加の利上げに積極的になるという見方が広がりました。

このため、金利が高いドルを買って円を売る動きが強まり円相場は、1ドル=112円台後半まで値下がりして、およそ8か月ぶりの円安水準となっています。

市場関係者は「多くの投資家が来月の会合で、FRBが利上げに踏み切る可能性が高いと見ていて、来年以降の利上げのペースも早まるのではないかと予想している。アメリカでは24日の感謝祭の祝日を前に、すでに休暇中の投資家も多く取り引きの量が少ないため、相場が動きやすくなっている」と話しています。