里山の人形師 cococnooです。
こんにちは。
フィッシャー・キング (字幕版)をAmazonビデオ-プライム・ビデオで
今日は、あまり知られていない、(…であろう)
でも、わたしのお勧め映画です。
(マイベスト10にはいる。)
舞台はNY。過激なトークで人気絶頂のラジオDJが、ある日、彼の不用意な発言がきっかけで、熱狂的ファンが銃乱射事件を起こし、地位も名誉も失ってしまう。
3年経ったある日、彼はパリーと名乗るホームレスと出会う。
彼はその3年前の事件で、妻を目の前で失い、精神を病んだ元大学教授なのだが、二人の間に奇妙な友情が芽生えていく・・・。
テリー・ギリアム監督(あまりテリー・ギリアムぽくない…そこが好い。)
ジェフ・ブリッジス ロビン・ウィリアムス主演(なぜ?自死を選んだ?ロビン…泣)
アーサー王と聖杯伝説を下敷きにした、すばらしい物語…。
年代・世代によって、いろんな見え方が広がる映画だと、思います。
わたしは、何度観ても発見があり、すがすがしい気持ちに満たされます。
「責任」ということ…。
わたしの心の師、内田樹先生もおっしゃっていましたが
「責任なんてものは、誰にも取れないものだ。
“目には目を”のハムラビ法典も
目を奪われたから、その分仕返しをしてもいいと言うことではなく、
それ以上は追求してはならない、と言うこと…。
誰にも責任が取れないからこそ、
(わたしにも責任は取れないことは知っているが…。)
わたしが責任を持ちます。と言うのだ。
それが成熟した大人ということだ。」
(意訳:わたし。正確でない場合があります。)
わたしには、この映画は
どうしても責任がとれないことから、逃げないでいることが生む奇跡。
それは、ご都合主義のハッピーエンドでは決してない、
この映画の深みです。
ご興味をもたれた方は、是非。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。