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 韓国大統領府報道官は23日、男性の性機能改善薬「バイアグラ」を大量に購入していたと報道されたことから、朴槿恵(パククネ)大統領が今年5月にアフリカを歴訪した際、「(随行職員の)高山病の予防、治療のために購入した」と説明した。医師と協議のうえで、購入したという。

 韓国メディアは野党議員が政府機関から入手した資料をもとに、大統領府がバイアグラ60錠を購入していたと相次いで報じていた。バイアグラは随行職員らに支給されたが、結果的には使わなかったという。

 医薬品をめぐっては、朴大統領が支援者のチェ・スンシル被告らの名前で医師から処方されていた疑惑も出ており、関心が高まっていた。

 報道官は「刺激的な報道が相次いでいる。自制を求めたい」と述べた。(ソウル=東岡徹