RubyはWebサービスのスタートアップでよく採用されている言語です。豊富なライブラリや、Ruby on Railsなどのフレームワークが充実しているため、実際に動くものをとにかく速く作りたいというニーズに合致しているものとなっています。
あなたがスタートアップの案件に関わりたいと思っているのなら、Rubyを習得するのが近道です。そこで今回はRubyの学習に役立つコンテンツやサービスを紹介します。
Rubyとはそもそもどういうものでしょうか?
Rubyは日本で開発されたオブジェクト指向スクリプト言語です。スクリプト言語であるためコンパイルが不要であり、その分プログラミングを手軽に行うことができます。また、オブジェクト指向なので、すべてのデータがオブジェクトとして表現されるため読みやすいという特徴もあります。
Rubyを使ってできること
Ruby on Railsというフレームワークを使い、WebサイトやWebベースの業務システムを効率よく開発できるという点が最大の特徴です。また最近ではiOSアプリを作る RubyMotion なども開発され注目を集めています。
Ruby初心者でも無料で学べる学習サイト7選(+1)
初心者がRubyを学ぶ上で重要視するわかりやすさと実戦形式で学べるという点を考慮し、以下7つのサイトをピックアップしてみました。
子どもにもわかりやすい「Smalruby」
まずはRubyがどのようなものかを視覚的に理解できるサイトがこの「Smalruby」です。本来は子ども向けに作られており、松江市で実際に行われている子ども向けRuby教室の内容をベースにしています。簡単なプログラムを書いて動かしてみるというページがあり、シンプルながら奥の深い理解ができる構成となっています。
動画で学ぶプログラミング「ドットインストール」
動画でさまざまなプログラミングが学習できるサイトが「ドットインストール」です。Rubyについては全32回コースが設定されており、初心者でもわかりやすくRubyを学ぶことができます。1回の動画も3分と短めなので集中して取り組むことができます。
初級者から上級者まで学べる「Progra!」
簡単穴埋め学習でプログラミングが効率的に学べるサイトが「Progra!」です。学習進捗管理もあり自身の習得度合いがわかるのも嬉しいポイントとなっています。初心者向けとして、最低限の要点を抑えられる「これだけ!コース」、スキルを積んで上達したら上級レベルまでを網羅した「全部入りコース」が用意されており、自分のレベルに合わせて取り組むことが可能です。
実際にプログラムを打ち込みながら学べる「CODEPREP」
基礎から実践まで幅広い知識が学べる「CODEPREP」は、Rubyの概念及び基本的な処理や「変数」と「定数」などの概念についてじっくりと学ぶことができます。プログラミングの習慣化を支援する仕組みが多く用意されており、随所にヒントも記載されているため躓かずに学習を進めることができます。
開発者自らが解説してくれる「Rubyがミニツク」
Rubyの開発者であるMatzさんが自らRubyについて解説してくれるサイトです。開発者が直接プログラムについて教えてくれることはなかなか珍しく、貴重なサイトですね。図解付きでわかりやすい動画とあわせて、入門コースからRuby技術者認定試験コースまで、レベルやスキルに合わせて多くのコースがラインナップされています。
環境構築なしでさくっと実践可能な「Progate」
基礎部分はスライド形式で、実践部分は実際に手を動かしながら学べるサイトが「Progate」です。Web上でプログラム入力ができるため、わざわざデスクトップに環境を用意しなくても学習できる点が特徴となっています。基礎から応用まで幅広くコースも用意されているため長く学ぶことができますね。
動画と演習で深く学べる「Progate」
「Progate」は、Rubyでのコーディングが動画とテキスト、そして簡単な演習課題で習得できるサイトです。動画を見ながら自由にコーディングして実行結果をその場で確認することができるため、繰り返しの学習に向いています。無料でアドバイザーへ相談することも可能であるため、初心者には非常に役立ちます。
番外編:Rubyといえばこの人「池澤あやか」
1991年生まれ、慶應義塾大学卒で今やRubyの女神とも呼ばれている池澤あやかさん。タレント活動をしながらエンジニアとして記事を書いたり本を出したりと大人気です。TwitterでRubyに関係するツイートを時々発信していますので、気になる方はフォローしてみると良いかも知れませんね。
おわりに
いかがでしたか?
Rubyは日本発のプログラム言語だけあって、日本語サイトが充実しておりほかの言語と比べて比較的学びやすい環境にあります。また、Ruby on Railsを使うとコマンドを入力するだけで、基礎的な画面や検索機能を自動で出力できる点も魅力です。今後ますます広がっていくと思われるRubyを、まずは先入観なく気軽に学んでみることも大切ですよ。