ハンドメイド通販サイトminneで販売されている、「星の小夜曲(セレナーデ)」「魔法使いのガラスペン」などファンタジーで神秘的な名前のガラスペンが、その名の通りの世界観と美しさです。これは触ってみたくなる……!
ペン先部分などに入っている輝くような“オパール”の周りを光るらせんが包むようなデザインや、ペン軸部分の中を光が流れているようなデザインが目を引きます。全体的にアンティークな雰囲気があり、持ったら魔法が使えそうな物語を感じさせるルックスが魅力的です。
制作しているのはガラス作家の哲磋工房(テッサーコウボウ)さん(中根卓治さん)で、自身のTwitterアカウント@studio_tessarでも作品を公開しています。作成歴について聞くと、ガラス自体は約6年で、ガラスペンは1年半ほど前から作り始めたそう。ガラスペンについては独学で学び、現在はオリジナルの技法で制作。それ以前はペンダント作成がメインだったとのことです。
ガラスペンの制作にあたって一番難しいポイントは「ペン全体の軸中心を合わせること」で、これができていないと見た目のきれいさだけでなく、持ち心地や書き味も悪くなってしまうそう。また1つの筆記具としての機能を充分に発揮できなければならないため、ペン先作りは難しいとのことでした。
作品の中で気に入っているもの、思い入れがあるものについて聞いてみると、「これまで作ったペンは基本的に全て気に入っていますが、あえて挙げるとすると特に気に入っているペンは『魔法使いの夜会』シリーズで一番初めに作ったペン(非売品)です」とのこと。哲磋工房のペンに関する技術をほぼ全て使った現時点でのフラッグシップモデルとして制作し、この後別の夜会シリーズとして販売されました。
価格はデザインやシリーズで異なり、1万2000円〜3万2000円ほど。長さや重さも約100ミリ/約7グラム〜約180ミリ/18グラムなど違うのでminneの販売ページで確認が必要です。どのガラスペンも一点物なため色合いや形など多少の違いがあるとのことですが、それにもまた趣を感じます。
また哲磋工房さんは「生涯ガラス作家として生きるために、当工房では研究、作成時間を死守することを最優先と考え、予約販売や見学や体験作成、ワークショップなどは一切行なっておりません」としています。販売の状況・予定などはTwitterで告知(11月販売分は25日10時〜)されるので、気になる方はそちらをチェックしましょう。
画像提供:哲磋工房@studio_tessarさん
(宮原れい)
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