略奪か? 戦時中沈没の軍艦消える インドネシア沖
太平洋戦争中に、旧日本軍との海戦でインドネシア沖に沈没したオランダ軍の3隻の艦船が、海底から無くなっていることがわかり、何者かに略奪された可能性が高いと見られていて、インドネシアとオランダが合同で調査を進めることになりました。
インドネシア沖の海底から無くなっていることがわかったのは、太平洋戦争中の1942年に、旧日本軍と連合国軍が戦った「スラバヤ沖海戦」で沈没したオランダ軍の艦船3隻で、オランダなどが行った調査で今月明らかになりました。
これについて、インドネシアの首都ジャカルタで23日、ジョコ大統領とオランダのルッテ首相が会談し、沈没船が消失した経緯について、両国が合同で調査を進めていくことで合意しました。
インドネシアの沖合には、太平洋戦争中に沈没した船など多くの海底戦跡がありますが、最近は沈没船の金属を回収するため、クレーンを使って船体を引き揚げたり、爆薬を使って船体を破壊したりする違法行為が横行していて、今回の沈没船も何者かによって略奪された可能性が高いと見られています。
オランダ側は「沈没船には戦没者も眠っていて、墓地として丁重に扱われなければならない」として、このほかの沈没船についても、適切に保存するようインドネシア側に協力を求めています。
これについて、インドネシアの首都ジャカルタで23日、ジョコ大統領とオランダのルッテ首相が会談し、沈没船が消失した経緯について、両国が合同で調査を進めていくことで合意しました。
インドネシアの沖合には、太平洋戦争中に沈没した船など多くの海底戦跡がありますが、最近は沈没船の金属を回収するため、クレーンを使って船体を引き揚げたり、爆薬を使って船体を破壊したりする違法行為が横行していて、今回の沈没船も何者かによって略奪された可能性が高いと見られています。
オランダ側は「沈没船には戦没者も眠っていて、墓地として丁重に扱われなければならない」として、このほかの沈没船についても、適切に保存するようインドネシア側に協力を求めています。