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とある魔術とオリ主と禁書目録 作者:とある魔術のステイルさん
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1話 ここは…学園都市…?







俺は…目が覚めたら…学園都市にいた

能力レベル?

そんなものは俺にはない。能力開発などしていない。
というよりか学園都市にすら来たことがなかった

話で聞いた事はあるが本当にあったとは…


不楼 洸 (ふろう こう)17才 レベルは無い…
だが俺には摩訶不思議な力がある。っとどっかのじじぃは言ってたかな。
そんなものあるわけがない。そんな、非科学な力なんて。

「ていうか、ここでどうやってすごしていくんだよぉ!」

所持金13620円、ただの学生にマンションを買う、借りるといったそんなお金はない

(無理だ。こんな所、さっさと出て行こう)

耳に響くような音と共に脚の生えたゴミ箱のようなものが近づいてくる
「警告・外部からの不法侵入者と確認。直ちに捕獲します」

素早い動作に捕獲システム…警備ロボだ
(ふ、不法侵入者!?そもそも俺はどうやって入ったんだ!?)

路地裏に逃げ込み壁をよじ登る。
警備ロボはしばらく捜索するがしばらくするとその場を退いていった

「なんなんだよ…いきなり不法侵入者扱いしやがって!こっちだってなにが起きたかわからねぇんだよ!」

ドンっとそこらのゴミ箱に蹴り当たる。
するとその蹴ったゴミ箱が誰かに直撃する。

「なんだぁ?てめぇ…俺に向かってゴミ箱を投げるとは…」

「別にわざとやったわけじゃない。すまん」

「わざとじゃないだと?ここは路地裏の奥だぞ、狙わなければ来れないはずだ。
無能力集団を襲うのがそんなに楽しいかぁ?それにてめぇのつら、気に食わねぇな…」

ゾロゾロと出てくる不良たち手には鈍器を持っている

(相手が能力なくたってこんな人数勝てるわけねぇだろ!それになんつー短気さなんだ…)

「この状況で冷静…やはりレベルの高い能力者か。だがなぁ!」

グヘェっと不良のリーダーのような人物が指を鳴らす

すると、ものすごく高い音が流れる

「なんだ?この音」
不楼は軽く耳をふさぐ

「なに!?」
不良たちは驚く
「キャパシティダウンが効かない!?」
1人はビビる
「いや、なにを焦ってるんだ、効かないという事は無能力者だろうが」
リーダーは笑う

(なんだよこいつら殺る気かよ!)
不良は慣れたナイフさばきで不楼に襲いかかる

「なかなかやるなぁ、思った通りてめぇは無能力者だな!」

不楼は華麗に避けるがここは路地裏…当然下に色々なゴミが散らかっている

バナナの皮を踏みこけそうになる。
(マリ○カートかよ!!)

その場に倒れる不楼…どうやらチェックメイトのようだ。

(そんな…まだ何もわかんねぇのに)

ナイフを振り下ろす。

不楼の死は確定した。

と、誰もが思っていた
ナイフは不楼に刺さっていない

「つ…なにが起きた…」

不楼の手に不良のナイフが当たっていた
しかしナイフは手首の形にそって歪み曲がっていた
ナイフの歪み部分はとても柔らかくなっている

「な、なんだこいつ…!?能力者か!?だがキャパシティダウンが効かない能力者なんていないはずだ!」

不楼は笑う
「てめぇらもこうなりたくなかったらさっさと消えな!」

ひぃ!と不良たちは逃げていく

(なんなんだ…今のは…)
ナイフの刃は自分が触れたところのみ変化があった

まあ、いいか。助かったわけだ
とりあえず、不楼は表に出る

「誰かの家に泊めてもらうか…ていうか俺どうやって生きていけばいいんだ?」

辺りを見渡す。ん?なんだあの銀髪で修道服の奴は…シスターか?
そうだ、教会に泊めてもらうか…

「おい、そこのシスター…教会に泊めてくれないか?」

「今はお腹が減っててそれどころじゃないかも」

シスターはファストフード店の窓ガラスから中をのぞいてる

「飯食わせてやるから泊めろよ」

「うん!」


Inファストフード

(な、なんだこいつ…どんだけ食うんだよ…俺の財産がぁ…)

メニュー1ページどころか2ページまで突入する

「ぷはぁ〜、もうお腹いっぱいなんだよ、それでなんだっけ?」

お腹をさするシスター

「俺を教会に泊めてくれって言ってんだ」
少しイラつき気味にいう

「いいよ!お腹いっぱいになったし」

会計を済ませ、シスターについていく
(シスター1人で計9800円税抜き)

「あれだよ!」
シスターは指を指す

「は?学生寮にしか見えないが」

シスターはエレベーターに乗る、俺もついていく

「お前学生か?」

「違うよ、私はシスターなんだよ?」

部屋の前で止まる
そこには上条と書いてある

「とうまー!」

「あー?インデックス、どこ行ってたんだ?」
つんつん頭の男が出てくる。上条当麻だ。

「あのね!あのね!この人がご飯おごってくれたの!」

インデックスは嬉しそうに報告する
上条はインデックスの後ろの人物に目を向ける

「よろしく。」
不楼は手を出す

「よろしく?…インデックス、まさか」
上条はインデックスを見つめる

「教会が預かることにしたかも!」

「それってまさか…歩く教会ですよーとか言うオチじゃないよな!?」

インデックスは満面な笑みで笑う

「ふ、不幸だぁ…」
(つっても、今更無理と言って返すのも悪いよな…金持ってなさそうだし。)

「俺は上条 当麻だ、よろしく」

2人は握手をする






「不楼は今までなにしてたんだ?」

「わからない、だが今日 警備ロボに不法侵入者と言われたし、なぜここにいるのかわからねー。」

「記憶がないのか?」
上条は問う

「あぁ」

「昨日の記憶やその前の記憶は?」

「あるに決まってるだろ」

「そか(インデックスと同じかと思ったが、違うか…)」
上条はため息をつく

インデックスは少しキョロキョロしてる

「とうま!人払いのルーンが発動してるかも!」

「ルーンってステイルか?」
轟音と共にドアが破裂し、炎が入り込んでくる

「見つけたぞ、魔術師!」

ステイルは不楼を指差す

「Fortis931!」
魔法名を言う、本来は勝利宣言と捉えるがステイルはこう言う。

殺し名

「す、ステイル!正気か!?」
上条はステイルに問う、だがステイルはそれを無視する

「灰は灰に、塵は塵に、吸血殺しの紅十字!!」
炎剣が放たれる…不楼はなにが起きているのかわからなかった。

(なんだこいつ!?…)
不楼は目を瞑る、今度こそ逃げられない…

しかし、不楼の両手に魔法陣のようなものが現れる
妙な音に目を開く

「なんだ、これは!?」


爆発音と共に炎剣は消える

「てめぇ!なにやってるんだ!不楼は魔術師じゃないぞ!?」
上条はステイルの胸倉を掴む

「ふっ、魔術師じゃない…根拠はあるのかい?」
ステイルは問う

「そ、それは…」

「見ろ、あれが魔術師じゃないなら一体なんなんだ?」
ステイルは舌打ちをする

上条は炎剣が放たれた場所を見る
煙の中に1人の男が立っている

「ふ、不楼?」

彼の周りに水のシールドのようなものが展開されている

「な、なんなんだ…これは!?」
不楼は両手の魔法陣を見る、やがて魔法陣は消え、シールドが消える

「驚いたねぇ、術式を発動するものの自分が何なのかわからない、その上、僕の炎剣を打ち消すとはね…ふっ…」

ステイルは小さな声で何かを呟いている。

ステイルの足元から炎の円が構築される

「世界を構築する五大元素の1つ、偉大なる始まりの炎よ。
それは生命を育む恵の光にして、邪悪を罰する裁きの光なり。
それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり。
その名は炎、その名は剣、顕現せよ我が身を喰らいて力と為せ!
魔女狩りのイノケンティウス!!

寮丸丸ごとルーンに包まれている…強大なる炎の怪物…

(こ、これが…魔術!?)
不楼はあまりにの圧倒力に身を引く…相手は殺す気だ。
俺は何かの力を秘めているが、使い方など分からない…

「死ね、魔術師!」
炎でできた十字架が振り下ろされる。

不楼の手のひらに魔法陣が現れる
「よくわからねぇが、やるしかねぇ!」
十字架をこの手で受け止める!

「うおおおおおおおおおぉぉ!!!」

熱風と共に周りに炎が撒き散る。
ステイルは驚く
「な、なんだと!?3000度のイノケンティウスが消化していくだと!?」

手のひらで十字架を受け止めている…
(なんて強さだ…この手は耐えてるようだが脚が…!)
しかし、不楼の方が優勢だった、イノケンティウスは徐々に小さくなっている、

「な!?ルーンが消えない限りイノケンティウスは消えないはずだ!まさか!?」
ステイルは不楼の手を見る
「その他の陣…僕のルーンの形に!?」
ステイルは外のルーンカードを見る。

「やはり…!その魔術…対変化術式か!」
外のルーンカードから水が吹き出しているルーンの刻印が消えていく…

イノケンティウスは火花を撒き散らし、消えていく

「勝負……あったみたいだな」
不楼は言う

「ちっ、やはり神崎の言う通り、僕は勝てなかった。か……」
ステイルは手のひらの炎を握り消す。

「どう言うことだ?」
上条は言う

「もういい、そいつには敵対心はないようだ。
僕はインデックスの敵と判断し行動したまでだ」

ステイルは玄関を出ていく
「それに、上条当麻、迂闊に右手でそいつにかかって見ろ。そいつの力は貴様の右手をも喰らうぞ」
ステイルは魔術を使ったのか消えた。人払いのルーンも解除したのか周りに車の走る音がする

「あなたの力、私の頭の中に記録されていないんだよ」
インデックスは不楼に言う

「しっかしあいつ、俺の玄関を…………
不幸だぁ…」

破壊された玄関、焦げ付く部屋、上条は脱力する





「ステイル…やはりダメでしたか」
神崎は予想どうりのような顔をする

「ちっ、こんな気分は禁書目録争奪以来だ…」
ステイルは歯をくいしばる

「しかし、彼はイギリス清教にとって最も重要な戦力になるでしょう」

「確かにあの術式は敵に回すと厄介だね」

「厄介どころではすみませんね」
神崎空を見上げる




「とうまー!なんでいっつも、いーーっつも、そうやって意地悪するの!!」

「これはスフィンクスの分だ!お前は食べただろ!おれの分まで!」

「とうまの意地悪ぅ!」

がぶっ!

ふぎゃあぁああ!!!





時は日をまたぐ…

「お前、まだ起きていたのか?」
上条はベランダに立っている不楼に声をかける

「俺、どうなっちまったんだろうな」
不楼は空を眺めながら言う

「俺だって、科学の方ではレベル0、右手の力もわからないままだ
だけどな、魔術には理論じゃ解決できない力もあるんだ、すぐに分からなくたっていい…少しずつ自分を分かっていければいいんじゃないか?」
上条は笑いながら言う

「あぁ、ありがとな」
不楼は上条の方を向き、拳と拳を合わせる

「おう!」







ーーーー続くーーーー
最後までお付き合いいただきありがとうございます!

この話は旧約までの話です!
旧約が終わり次第、分岐点を形成し→新約
↪︎2次創作 ⭕️
と言う風にしていきたいと思います。
どうかお付き合いください!

オリ主降臨によりストーリー進行が変わるかもしれません。
+注意+
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