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【サッカー】

風間フロンターレ、勝ちに行く きょうチャンピオンシップ準決勝

2016年11月23日 紙面から

チャンピオンシップ準決勝への意気込みを語る川崎・風間監督=川崎市麻生区で

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 J1の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)準決勝は23日、川崎市の等々力陸上競技場で、年間勝ち点2位の川崎と同3位で第1ステージ覇者の鹿島が対戦する。昨季と違って延長はなく、90分で決着しない場合は年間勝ち点で上位の川崎が、同1位の浦和とのCS決勝に進出する。22日は両チームとも地元で最終調整に汗を流し、決戦に備えた。決勝はホーム&アウェー方式で行われ、第1戦は29日に準決勝勝者の本拠地で、第2戦は来月3日に浦和の本拠地・埼玉スタジアムで開催される。

 川崎の前日練習が終わった後、ピッチで輪ができた。元日本代表MF中村が中心となり、主力選手が短く決意表明をした。左股関節痛から復帰したばかりの主将は「ここまでたどり着けたのは、全員の力。明日は90分集中してやろう」と呼び掛け、鹿島との決戦へ向けて一丸となった。

 年間2位の川崎だが、満身創痍(そうい)だ。日本代表MF大島が左ふくらはぎ痛、故障明けのMF中村もジョーカー(切り札)起用が濃厚だ。日本代表FW小林は左太もも裏痛でリハビリ中。重責を担うFW大久保は「最初から飛ばしていく」とフルスロットル宣言。引き分けでも決勝へ進めるが、「川崎は引き分けを考えると勝てない」と引き締めた。

 来季、風間監督が名古屋監督就任が決定的で、エースの大久保もFC東京への移籍が確定している。その中で、円陣による一致団結。指揮官は「準備はできた。頭も体も伸び伸び表現するだけ」と語った。シルバーコレクターという不名誉なレッテルを剥がすため、一丸となって勝負強い鹿島の壁を越える。(占部哲也)

 

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