トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

野村、“岩貞ロード”手本に3年目の飛躍

2016年11月23日 紙面から

848万円で契約更改を終えて、記者の質問に答える野村=名古屋市中区の球団事務所で(金田好弘撮影)

写真

 中日・野村亮介投手(23)と、鈴木翔太投手(21)が22日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、野村は848万円、鈴木は450万円とともに25%減でサインした。今季1軍登板なしの“ドラ1コンビ”は25日に開幕する「2016アジアウインターベースボールリーグ」のNPBウエスタン選抜メンバー。台湾の地で飛躍を遂げ背水の陣で臨む来季は、開幕1軍入りをアピールすることを誓った。(金額は推定)

 このままでは竜のエース番号とされる背番号20が泣く。入団してから2年間、まったくと言っていいほどチームに貢献できていない。悩み、苦しんだ日々…。野村が「やっとつかみかけた」という感覚を説明した。

 「秋季キャンプで体重移動をうまくできるようになったのと、上体を上に向けずに地面と平行に動かせるようになりました。それまでは、どうしたらフォームが良くなるのか分かっていない部分がありました。友利コーチや朝倉コーチの指導で、ようやく自分のボールを投げられるようになってきたと思います」

 昨季1軍登板3試合で今季はなし。そんな右腕が何を言っても、どう言葉を紡いでも、現状では誰からも認められない。結果を残して、初めて周囲の評価を変えられるプロの世界。だからこそ、25日から台湾で行われるウインターリーグで好成績を収めたい。

 模範になる投手がいる。阪神の岩貞だ。1年目は登板6試合、2年目は5試合だった。だが、昨季の台湾ウインターリーグで5試合登板し、2勝無敗で防御率0・53。MVPに輝き、3年目の今季10勝9敗、防御率2・90とブレークした。境遇は同じ。ドラフト1位入団で2年間の低迷…。野村にとって最高のお手本が“岩貞ロード”だ。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ