【ブエノスアイレス野原大輔】安倍晋三首相は21日午後(日本時間22日未明)、アルゼンチンのブエノスアイレスで行ったマクリ大統領との共同記者発表で「投資・貿易の発展やビジネス環境改善のための取り組みを着実に進めていくことが重要だ」と述べ、両国の経済関係を強化していく考えを示した。首相は経済フォーラムにも出席し、日本企業のアルゼンチンへの投資を呼びかけた。
共同記者発表で、マクリ大統領は「日本とアルゼンチンが戦略的な関係になることは大変有益だ」と指摘。首相は「日本企業は高いポテンシャルを持つアルゼンチンに大きな関心を持っている」と語った。
首相は経済フォーラムでも「日本からの投資が雇用の拡大やビジネスチャンスの創造につながる」と訴えた。
首相は21日夜(日本時間22日午前)、米国、ペルー、アルゼンチン歴訪を終え、ブエノスアイレスのエセイサ国際空港から政府専用機で帰国の途に就いた。23日午後に日本に到着する予定。