8億9000万円の詐欺で簡易郵便局長が逮捕…テレビでコメンテーターが「郵政側の責任は重い」

2016年11月21日10時54分  スポーツ報知

 長野県小諸市にある簡易郵便局の元局長が、60代の男性から現金をだまし取ったとして逮捕された事件を21日、TBS系「白熱ライブ ビビット」(月曜~金曜・前8時)が報じた。

 小諸市の諸簡易郵便局の元局長、南沢まち子容疑者(67)が60代の男性から架空の投資話を持ちかけ現金810万円をだまし取ったとして逮捕、人口860人の街で180人から過去10年間で8億9000万円の詐欺被害があったと見ている。

 被害にあった70代の女性は、老後の資金で貯めてきた900万円以上を数回に分けて渡したと話しており「(書類の)印刷が日本郵政って入っているから信じちゃった」と話した。しかし、日本郵便は180人の中で、申告した100人対しては一律半額の返金すると話しており、全額でない理由に「多くのケースが、郵便局の業務外での架空取引だったため、被害者にも過失がある」としている。これに、コメンテーターの岸博幸氏(54)は「簡易郵便局は、郵政の直営ではなくて業務委託なんですよね、業務委託だからっていう面もあると思うんですけど、郵便局長という地位を信頼して、書類も日本郵政ってあるから信頼したわけなんですよね、そう考えると、簡易郵便局長をずっとお願いし続けた郵政側の責任は当然重いですから、これで半額って言うのはどうなのかなって感じます」と疑問を投げかけた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ