
アマゾンの密林上空から、未だ外部と接触したことのない部族の村を写真に捉えた。写真家によると、部族は100人ほどの集団で、小さな服を着る者、棒に寄りかかる者、上空の飛行機を見つめる者などが確認できたそうだ。
この村はベネズエラとの国境に近いブラジル北部のヤノマミ族の土地にある。国境のブラジル側には22,000人ほどのヤノマミ族が暮らしており、そのうち少なくとも3グループは外部の人間と接触を持ったことがこれまで一度もない。
ヤノマミ族が文明人と接触する危険性
だがこの土地では5,000人もの人間が不法に金の採掘を行なっているという。そういった違法採金者との争いも絶えず、つい先日、ブラジル北部ロライマ州で暮らすヤノマミ族が違法採金者6人を弓矢で射殺したという報道があった。
文明社会で暮らす人々が未開の地に踏み込むことで彼らが絶滅の危機に追いやられる危険性が懸念されている。違法採金者がマラリアなどの疫病を持ち込んだり、ヤノマミ族の食料や水源を水銀で汚染するため、深刻な健康被害をもたらすのである。また、東部からは牧場主が侵入しつつある。
外部と一度も接触したことがない先住民の村の空撮画像
「森の中に彼らが存在しており、政府はそこでの生活を尊重するべきであることを全世界が知らなければなりません」
ヤノマミ協会”フトゥカラ”の代表であるダヴィさんは、”森林のダライ・ラマ”との愛称で呼ばれる。彼は違法採金者たちについて、シロアリのように群がり、彼らの平和を侵していると主張する。
小さな衣服を身につける者や棒に寄りかかる者などが空を見上げている姿が確認できる。
ブラジル政府にはヤノマミ族の土地保護を担う機関も存在するが、現在深刻な予算不足に直面している。そのため先住民の土地と権利の状況は急激に悪化している。
継続的なサポートがなければフトゥカラのような保護団体も思うように活動できず、侵入者から土地を守ることができなくなると懸念される。
村の人口はおよそ100人ほどと推測される
なお外部と未接触の先住民が撮影されたのはこれが初めてではない。2008年にはブラジルとペルーの国境付近にあるエンビラ地域の森林の中で、上空を飛ぶ飛行機に向かって
槍や火矢で威嚇する先住民の姿がカメラに収められている。
彼らは肌を赤く塗り、頭髪は部分的に剃り上げられていた。また彼らが示したジェスチャーは明らかに「あっちへ行け」であった。男性2人の背後には、肌を黒く塗った女性と思わしき人物も立っていた。

国境のブラジル側には22,000人ほどのヤノマミ族が暮らしており、そのうち少なくとも3グループは外部の人間と接触を持ったことがこれまで一度もないとされる。ヤノマミ族の人口は合計3万5000人と推定され、アマゾン孤立先住民の中では最大級とされる。
村はベネズエラとの国境に近いブラジル北部にあるヤノマミ族の土地に存在する。上空を飛ぶ飛行機に対して槍や火矢で威嚇する先住民の姿が捉えられている。彼らが暮らすのはブラジルとペルーの国境付近のエンビラ地域の森林の中だ。

電気もガスもWIFIもない。衣服すら局部を隠すのみ。そんな部族が21世紀の地球上にまだ存在していると言う事実は、日本人にとって信じがたいことかもしれないが、本当に存在するのだ。
via:The incredible moment an uncontacted Amazon tribe - still untouched by civilisation - stare in wonder at a photographer's plane flying above them
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3946254/The-incredible-moment-Amazon-tribe-untouched-civilization-stare-wonder-photographer-s-plane-flying-them.html#ixzz4Ql6aokp1
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コメント
1.
2. 匿名処理班
そっとしといてやれよ
3. 匿名処理班
文明人と接触したことがないってのは嘘だと思う。
以前に何かの番組でみたことあるもん。
4. 匿名処理班
1日の生活が創造できない
5. 匿名処理班
核戦争を生き延びるのはこういう部族の人達だと思う
6. 匿名処理班
この人らも地球の反対側の人間に特集記事組まれているとは思うまい。
7. 匿名処理班
凄いなあ。この時代にまだこういう人たちがひっそり暮らしているんだ!っていうだけでロマンを感じる。人間だからってみんな現代人の生活をする必要はないと思う。この姿のままこの先も生き延びていって欲しいな。
8. 匿名処理班
20年近く前にNHKで放送されたヤノマミのドキュメンタリーがとても興味深かった。DVDと書籍化もされてるので関心のある人は見てほしい。
9. 匿名処理班
北センチネル島を思い出す
10. 匿名処理班
局部を隠している時点で何らかの文明流入があったはず。
11. 匿名処理班
干渉(鑑賞)するのはやめろ
こういうことやってる人たち、やることなくて暇なら
自分の地域の安全見回りとかゴミ拾いでもしろ
12. 匿名処理班
そんな人類が現在宇宙内にまだ存在していると言う事実は、われわれ○○星系人にとって信じがたいことかもしれないが、本当に存在するのだ。
13. 匿名処理班
下の赤とか黒の人は北センチネル島の人じゃあなかった?
14.
15. 匿名処理班
アマゾンに木々の分布調査で未確認文明あるのは
公然に言われてるし、民族も同様にいても不思議じゃない
ただ現地調査となると、どんなに最強武器や屈強な男の
集団でもあらゆる細菌や自然反撃に勝てないと思うし
このままそっとするのが一番かな
16. 匿名処理班
とかいってスマホとかもってたりするんでしょ?
17.
18. 匿名処理班
この人たちヘリを見てどう思ったんだろ?
すごく怖かっただろうな
19. 匿名処理班
※3
ヤノマミ族の中にも多数のグループがあって
その中のいくつかのグループがって話だよ
ちゃんと読んだ?
20. 匿名処理班
※11
ある程度干渉(鑑賞)しなきゃ侵入者から守れないのでは?
それは仕方がないって事?
21. 匿名処理班
もともと人類は中央アフリカにしかいなかったわけだから先住民といえども移民だよね
22. 匿名処理班
金の採掘とかやってる連中にはグリーン・インフェルノな末路が待ってますように(-人-)
23. 匿名処理班
生活の中にTシャツやタバコなどの文明が入っただけで
部族の時代とほとんど変わらない生活をしてる人が
沢山いるからまだまだ未開の暮らしは沢山残ってるよ。
村には電球が一つだけみたいなところもたくさんある。
24. 匿名処理班
※10
地球で最初に局部を隠し始めた人類ももちろん、宇宙人からの文明流入を受けたんだろうしな。
25.
26. 匿名処理班
現代文明を知っていることが幸せかどうかはわからないが
現代文明を知らないことが本当に幸せなことなのかというのもよく分からない
結局は自然に任せることが一番じゃない?
27. 匿名処理班
実はニュージーランドから飛行機で来た移民だったりして
28. 匿名処理班
日本ですらまさかこんな所に、みたいな隠れ里あるしな。
29. 匿名処理班
金を不正に採掘して彼らのライフラインに支障が出てるなら
そりゃやられて当然だな
彼らの生活のルールに従うべき
30.
31. 匿名処理班
ヤマノミだと勘違いしてた
32.