ニュース詳細
縄文時代草創期の建物跡か
11月22日 18時57分
3004603251_20161122191249.mp4
愛知県豊橋市で、約1万1000年前の縄文時代草創期の建物の跡とみられる遺跡が見つかりました。
専門家は当時の人たちの暮らしぶりを研究する貴重な資料として注目しています。
縄文時代草創期の建物の跡が見つかったのは、豊橋市牛川町にある西側北遺跡で、市の文化財センターが平成17年から調査を続けています。
ことし9月か10月にかけて行われた調査の結果、地面に穴を掘って複数の柱を立てて造られた竪穴建物の跡とみられる遺跡が見つかりました。
この建物の跡では屋根を支える柱を立てた跡とみられる直径30センチほどの穴が4個と壁を造るために打ち込まれた杭の跡とみられる直径10センチから20センチほどの穴が約50個、見つかったということです。
市の文化財センターによると、一緒に見つかった土器の縄目の特徴から、建物の跡は約1万1000年前の縄文時代草創期のものだということです。
豊橋市文化財センターの村上昇学芸員は「この時代の建物跡は東海地方での発見が少なかったので、当時の人たちの暮らしぶりを研究する貴重な発見だ」と話しています。
東海のニュース
新着ニュース