中田和宏
2016年11月23日03時00分
伊賀鉄道の利用者を増やそうと、名物・忍者列車の内装を県産木材で装飾する作業が進んでいる。来春から「公有民営方式」で運営を引き継ぐ伊賀市が、ふるさと納税の仕組みを使って事業費を募ったところ、鉄道を愛する「鉄ちゃん」に響いたのか、22日までに100万円を超える寄付が集まっている。
各地で車内に木材を多用した車両が人気を集めていることに着目し、緑色の忍者列車1編成2両を改装して観光客の利用増を目指す。地元の学生が通学に鉄道を利用していることも受け、「木育トレイン」として若者に県産材に触れてもらう機会にも活用する。
改装には、県の「みえ森と緑の県民税市町交付金」から1868万円を支出。来年4月に近鉄から鉄道設備を引き継ぐ市も独自に572万円を伊賀鉄道へ補助し、車内の壁やつり輪、ひじ掛けを県産木材を使った素材に変える。床や車両間のドアも木目調のシートで飾る。
つり輪の一部は伊賀らしく手裏…
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