レビュー依頼は受けていますがステマはやりません
最近購入したものを記事にすることが増えたためか、レビュー記事などをみてお問い合わせをいただくことが増えました。昨晩は海外から僕の憧れの通販会社さんから直接ご連絡を頂き、感激のあまりブログを書くのを忘れてしまったくらいです。
- こんなアプリがあるのですが使ってみてもらえませんか
- ガジェットを進呈するので記事にしてもらえませんか
こういうお申し出が多いです。ありがたいことです。広告の会社などもご連絡をよくいただきます(AdSense以上の実績を出せる自信があるなら具体的にご紹介下さい、とお返事すると99%お返事がありません笑)
メールアドレスの「@」を「☆」にして表記している方などもおられますが、なんとなくチープに見えるので、どうせやるならフォームを用意したほうが良いと思います。
うちがつかってるのはフォームズさん。無料で本当に便利。
今日はレビュー記事を書く上で考えていることをちょっと書いてみようと思います。
ウソはつかない
- 読んでいない「おすすめ漫画」
- 触っていない「おすすめガジェット」
- 最後だけ立ち読みした「あの小説のネタバレ」
- いらないけど「ほしいもの紹介」
- どうでもいい「おすすめ」
自転車のパーツはもちろんのこと、パソコン関連商品などひっくるめて私のブログに書いているものは「実際見たもの、触ったもの、読んだもの、食べたもの」です。
触ったことがないけど評判などを見て「ほしいな」と思ったものは「欲しい」であり、「おすすめ」はしません。なぜなら実際に自分で確かめたものではないから。「Aちゃんが良いって言ってるからオススメ」という主体性の無さはここでは発揮しません。
ステルスマーケティングってありますよね。
ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。略称はステマ。
もっとも酷かったのは「ペニーオークション事件」ってやつ。実際に落札したことがないのに有名芸能人が「●●サイトで▲▲を1000円で落札できちゃいました♪」などとブログで紹介したことが話題になりました。ほしのあきは30万円もらって自分のブログに「ペニオクで1080円でプラズマクラスターを落札した」ってやっちゃいましたからね。
こういうのは口コミやレビューを悪用して自社の利益につなげたいという業者に手助けをするだけの行為になってしまいますから。これは結局「ウソ」になります。
僕は性善説を信じていて、やっぱりこういう「ウソ」を書く人ってなんかやっぱり文体に勢いがないんです。引け目を感じているのかなんなのか。だから結局芸能人でもないかぎり何の影響もない駄記事を増産しちゃうだけになってる(と思いますよ?)
性善説を信じた根拠。人は生まれながらに善なのです - あれこれやそれこれ
しかしこの記事、ブログを初めて10日目くらいの記事ですが薄っぺらいな(笑)そのうちもう少し太くリライトしましょうかね。
「触ったことがない商品をオススメ」するのが悪いことなのか
あくまで私は「実際に自分が体感したもの」をレビューに書くと書きましたが、ブロガーさんの中には「いや、触ってないけど書くよ」という方もいます。
それは決して否定しません。ブログは自由です。
文字数がいくつあろうと、見出しがh2から始まっていようと1行あたりの文字数が何文字であろうと何を書こうとブロガーは自由です。でも「SEO的にどうの、ブログとはこうあるべき」などに振り回されて自分の好きなように書くことができなくなり、結果ブログをやめてしまう人が年に何千人もいるでしょう。
どうせブログなんですから気楽に行きましょうね(^_-)ちょっとインターネットで世界の数十億人の目に触れるかもしれない、というだけの話です(おいおい) https://t.co/xLUGlgmQNU
— Saki☆はぐれはてなー (@nubatamanon) 2016年11月22日
なので、レビューの書き方は自由なんです。触っていないものをレビュー記事にするのも自由です。
ただ、「触ってもいないものをさも触ったかのように書く」のはウソだと思うのでやらないほうがいいような気がします。読んでない「おすすめ漫画」みたいなもんです。
でもそこに「シズル感」があれば僕は「エアレビュー記事」はありなのかなと思うんです。
レビュー記事の「シズル感」
シズル感っていう言葉を知っていますか?
[シズル感]
CMなどの広告制作などにおいて、食品の撮影やビジュアルの作成をする際に多く使われる用語。食欲や購買意欲を刺激するような、食品の活きの良さやみずみずしさと言った「おいしそうな感じ」を指す。言い換えれば「ソソる感」。五感を刺激するような感覚のこと。語源は英語の「sizzle」だと言われており、この言葉の本来の意味は「肉がジュージューと焼けて肉汁がしたたり落ちているような状態」。そのため、「見る人の食欲をそそるような状態」を表現する言葉として使われるのが基本となる。
ちょっと例をだしてみます。
たとえば近江牛をブログで紹介するとするじゃないですか。食べたことがない、という仮定でブログを書くとしますよ。
- 滋賀県産の牛を近江牛といい、美味しい肉として知られている
- さすが和牛、美味しい
- ちょっと高いけどこれは是非オススメ
まぁこんなブログになるとおもうんですよ。適当すぎてすみません(笑)食べたことがないから普通はこれ以上書けないんですよ、味わからないじゃないですか。
でも、たとえばこの動画を見てくださいね。
- 高温の鉄板に肉を落とした「ジュー」という音
- 下味をつけるためにペッパーミルを使う「カリカリ」という音
- ひっくり返す時にコックフォークがぶつかりあう「カチャリカチャリ」という音
- 半分に切る時にお肉が鉄板に押し付けられる「ジュワリ」という音
ブログの記事にこれらの音を表現出来たとしたら。食べていなくても「その肉の美味しさ、良さ」を存分に表現出来ると思いませんか?もし実際に触ることが出来なくても、その対象になるものの良さとか雰囲気、背景などをきちんと盛り込むことによってきちんとしたレビュー記事っていうのは書けると思うんですよ。ウソをつかなくても。
A5の肉だから美味しい、ではなくてA5というのはお肉屋さんの仕入れ上の肉に対する評価であり霜降りの量などで総合的に判断されるもの。だから食べてもいないのに「さすがA5の肉は美味しい」とか書くのはちょっと恥ずかしい。モンドセレクション金賞を受賞したからこのお菓子は美味しい、って言ってるようなものです(笑)
霜降り肉を作るために
誤解を恐れずに言うならば、A4やA5といった格付けの優れた牛肉を作るためには牛にいかにしてサシを入れるかです。 つまり、高評価を得るために脂肪交雑の度合いを高めることをやらなければいけません。 専門的な話になりますが、サシは牛の血統にも密接に関係していて、サシが入りやすい血統とそうでない血統があります。 また飼料によってもサシが入りやすくなったりします。たとえば肥育中期以降に、サシの量を増加させることを目的としてビタミンA含量の極端に少ない 飼料を給与する飼養管理が行われます。 意図的にビタミンAを欠乏させると、サシが入りやすくなるかわりに 食欲の低下、視覚障害、肢の腫れを生じさせる原因にもなります。 サシが入りやすい血統の牛がいたり、大きく育つ牛がいたりと、牛にも個性があり、血統に左右されることが多いのです。 牛に負担をかけなくても、カタロースやリブロースなど部位によっては格付けに関係なくある程度のサシは入ります。 生産者の持続性の高い牛飼いをするためには少しでも高く評価される牛を作ることです。 評価の低い牛を作ってだれも買い支えてくれなければ事業として成り立たなくなります。 しかしながら当店では生産者と共に、自然にのびのび育て健康的でおいしい牛肉になるように 自家産の粗飼料をたっぷり与えて育てています。その結果としてどのような評価の牛になろうとも買い支えられるよう尽力しています。
ああ、脱線しちゃったけどごめんなさい。でも近江牛おいしいよね。
知らないことは「知らない」でいいんです。知らないけど「こういうところ」に興味がある、好きだ、嫌いだ、でいいじゃないですか。触っていなくても十分な下調べなどでその商品の魅力が本当に引き出せるならそれでもいいじゃないですか。僕はそう思います。
でも・・・読んでないけど「面白い漫画」はあかんで(しつこい)
とはいうものの・・・
そういうことを言ってはいるものの、無料で提供してもらった商品のレビューというのはさすがにストレートに「この商品は駄目」とも言いにくい部分はあります。もちろん事前に提供頂く前に下調べはしておきますし、自分でほしくないもののレビューは書かないことにしています。つまらなさそうな本なら読みませんし。
- この商品の「この機能」はこういう人にとっては便利だと思う
- 価格的に見て他社のこういう製品と同機能を持っているのだから安いと思う
- 触り具合はこうだった、音の大きさはどうだった
- 見た目よりも重い、軽い、握りやすい、置きやすい
自分なりの評価というのは機能面以外にも書ける部分というのはあると思うので、多少なりとも自分なりに出来る方法で記事をまとめたいとは考えています。
走るのが遅い子でも泳ぐのは速かったり、算数が苦手だけど音楽はすごく得意だったり、人前ではモジモジしてしまうのにブログを書かせたら5000文字くらいスラスラ書いてたりするようなことってあるじゃないですか。
走るのも算数も駄目でモジモジしてる、というよりは「泳ぐのが速いし音楽が得意でブログ書かせたらめっちゃ面白い」と言われるような人になりたいです(笑)いやいやそういうレビューにしたいという話でしたね。
ということでレビュー依頼お待ちしてます(^_-)