福島県沖の地震 今後1週間程度は同規模の地震のおそれ

福島県沖の地震 今後1週間程度は同規模の地震のおそれ
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22日、マグニチュード7.4の地震が発生した福島県沖では、その後も地震が発生しています。気象庁は、今後、1週間程度は同じ規模の地震が起きるおそれがあるとして、今後の地震活動に十分注意するよう呼びかけています。
22日午前6時前、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、気象庁は一時、宮城県と福島県の沿岸に津波警報を、青森県から千葉県にかけての太平洋沿岸と千葉県内房、伊豆諸島に津波注意報を発表しました。

東北から関東の太平洋沿岸を中心に各地で津波を観測し、このうち仙台港では5年半前の巨大地震以降、全国で最も高い1メートル40センチの津波を観測しました。

また、この地震で震度5弱の強い揺れを福島県のいわき市や白河市、須賀川市、南相馬市、茨城県高萩市、栃木県大田原市などで観測したほか、震度4から1の揺れを北海道から中国地方にかけての広い範囲で観測しました。

福島県沖では22日午後11時すぎに、福島県いわき市などで震度4の揺れを観測するなど、その後も地震が起きています。気象庁によりますと、22日の震度5弱の地震を含め、23日午前6時半までに震度1以上の地震を82回観測しています。

気象庁は、今後、1週間程度は、同じ規模の地震が発生し、最大で震度5弱程度の揺れと津波を伴うおそれがあるとして、今後の地震活動に十分注意するよう呼びかけています。