先月末、東京メトロ×熊本電鉄のスタンプラリーがあることを知りました。
「永田町」「護国寺」「北参道」にあるスタンプを押して、最後に「銀座の熊本館」に行けば、くまモングッズがもらえるというもの。
調べたら、↓くまモンも参加している!!!
本日銀座熊本館に登場したくまモン!11/1より『東京×熊本 スタンプラリー』が開催中です☆東京のスタンプ設置場所は永田町駅・護国寺駅・北参道駅、そして銀座熊本館!全て周って達成賞をGETしてくまさい♪くまモンもスタンプ上手に押せるかな?^^ pic.twitter.com/SAbMQCTpLE
— くまモン東京スタッフ (@KumamonStaff) 2016年11月8日
くまモングッズ欲しいし、行くしかない!
そうだ、せっかくだから本屋めぐりもしよう!
(この思いつきが、後々自分を苦しめることになるとは、知る由もなく…)
というわけで、行ってきました、スタンプラリー。本屋巡り。
何か参考になればいいなということで、キロクを残しておきます。
はじめに
準備したもの
- PASMO(もちろんSuica可)または東京メトロ24時間券などのお得切符
24時間以内に全てまわるときは、「東京メトロ24時間券」がオススメ。大人600円。
※参考:清澄白河→永田町(195円)、永田町→護国寺(165円)、護国寺→北参道(195円)、北参道→日比谷(195円)=計750円。
- スタンプラリーのリーフレット
メトロ全駅に置いてあったそうなのですが、すでに在庫が無い駅も(清澄白河駅は2017.11.12時点、在庫無し)。
勤務先や自宅の最寄駅に置いてある場合は、ぜひもらっておきましょう。
無くても一応「スタンプ設置駅にはまだ豊富に在庫がある」とのこと(駅員さん談)。
スタンプを押すときの注意
リーフレットには、「スタンプスペース」が2箇所あります。
①「景品をもらう」「Wチャンスに応募する」ために必要なスタンプと、
②「自分の手元にとっておく」ための記念スタンプ。
前者が大事なのは、言うまでもなく。
↓こちらが①必須
↓こちらが②記念用
時間の注意
メトロって23時でも動いてるしーーーと思っていたら、とんでもない。
電車は動いてますが、スタンプは9:00-20:00しか設置されていません。
余裕をもって、まわりましょう。
格好の注意
服装はなんでも大丈夫。
歩きやすい格好にこしたことはないけれど、電車移動だしエスカレーター乗ればいいし。
ただ、本屋巡りを同時にするなら、本を買うつもりなら、リュックにするとか、きちんと荷物対策をとりましょう。
わたしは何も考えていなかったので、本屋さんの袋そのままで持ち歩き、銀座を出る頃には重すぎて半泣きでした。
本を買う予定なら、リュックで!!!せめてエコバッグを!!
それでは、スタートスタート🎵
半蔵門線 永田町駅
スタンプ台へ
スタンプは、「平河町方面改札付近(改札外)」にあります。
とにかく↓この矢印を追っていくべし。
平河町方面改札ですよ!赤坂見附方面じゃないですよ!
まずはこのめちゃくちゃ長いエスカレーターで一つ上の階へ。長い長い。
エスカレーターを上ると、Echikaがあります。
ここの柱にも、また矢印。ありがたい。
Echikaに向かって左へ歩いていきます。
さらにエスカレーターを上ると、ついに改札階へ。
休日ってあまり人がいないんですねぇ。さすが永田町。
改札を出ると、目の前に!!
じゃじゃーーーーん!
ここに台紙はありませんでした。
もし必要な場合は、窓口の駅員さんに声をかけましょう。一人一枚いただけます。(2016.11.12現在)
スタンプ
どどーん!記念の一つ目。
ほっぺを赤に塗りたいです。
本屋さん:改造社書店?双子のライオン堂?
実は、1駅目でいきなり企画に暗雲が…。
近くのビルに入る「改造社書店」が気になっていたのですが、どうやら週末はおやすみのようです。残念。
少し歩くor電車に乗って、千代田線 赤坂駅の「双子のライオン堂」に行くのも、オススメです。(注:土曜OPEN、日曜不定休。)
お休みの日の外観…
こちらでは、九州限定の文藝誌『片隅』(伽鹿舎)の予約&お取り寄せが可能。
熊本のスタンプラリーをきっかけに、新たな作品に出会ったり、熊本の古本屋・ひなた文庫さんとつながったり、というのも、おもしろいと思うのです。
当日いきなり購入して持ち帰れるわけではないので、注意が必要です。
スタンプラリーのおともにしたいなら、事前に注文くださいませ。
詳細は、↓こちらの、ひなた文庫さんや(同じ取り組みをしている)H.A.Bookstoreさんのページを。
ひなた文庫×伽鹿舎×H.A.Bookstore×双子のライオン堂
伽鹿舎×ひなた文庫×H.A.B - H.A.Bookstore-本屋/取次/出版
ちなみにわたしは今月初めに熊本で『片隅03』を購入していたので、このスタンプラリーのおともに連れてきました。
サイズが『ことりっぷ』だから、持ちやすい、というか旅のお供として違和感無い。
有楽町線 護国寺駅(→東池袋駅→池袋駅)
さて、2駅目は護国寺へ。
永田町から護国寺へは、有楽町線で10分。近い!
スタンプ台へ
スタンプは、「音羽方面改札付近(改札外)」にあります。
ここにも、ちゃんと案内の矢印が!(階段入口の壁に貼ってありました)
階段上るとすぐに改札があります。
改札の目の前に、スタンプ台!!
場所がわかりやすいのと、リーフレットがスタンプ台に置いてあったのとで、「スタンプ台を見てスタンプラリーを知って、ひとまずこの駅分だけでもスタンプ押しとこうかと押してみている人」が多かったようです。(会話から推測)
なお、他の2駅のスタンプ台では「スタンプを押すことが目的で来ている人」しか見られませんでした。
スタンプ
じゃーーん!
これは振り返っているのか、イヤイヤってしてるのか、どっち・・?
どちらにしろ、かわいい。
本屋さん①天狼院書店「東京天狼院」
2駅目こそ本屋に!と思って必死に電車移動中にググってみたけれど、護国寺駅付近に本屋さんが見つからないというまさかの展開!!
企画が成り立たない…。
そこで思い出しました、お隣の有名本屋さんを。
有楽町線で一駅移動。東池袋駅近くの、天狼院に行ってきました。
歩きます。
都電。ピンクでかわいい。
外装工事中。右下の看板のおかげで、ここだ!と気づけます。
2階にあります。
7代目・天狼院秘本を展開中!
「九州に想いを馳せられそうな本」しばりで探していたところ…
[TENRO-IN BASIC]の棚に、佐藤正午さんの本を発見!確か長崎ご出身のはず。
というわけで、買いました!
『小説家の四季』(佐藤正午 著/岩波書店)
あとは、秘本も気になって買ってしまったし、『Nmagazine』Vol.1(表紙が4種類ある:長澤まさみ、二階堂ふみ、太田莉菜、秋元梢)も買ってしまいました。
秋元梢さん・長澤まさみさんのは持っていて、これで3種類。コンプリートする日も近そうです。
相変わらず、「連れて帰りたくなる本」がいくつもあるお店でした。
本屋さん②ジュンク堂書店 池袋本店
この天狼院の目の前の道をずっとずーーーっと歩いて行くと、ジュンク堂の横に出ます。
てくてく。この時すでに本が重く、少し不安を感じていました。
10分ほどで、到着!
ここは、1階の真ん中という大変良い位置に、ZINEやリトルプレスが置いてあります。
買い逃していたものがあったので、覗いてみたら、あったあった!
『なnD(なんど)3』『dm 2号』
「九州に想いを馳せられそうな本」は、これまた買い逃していた『Discover Japan 2016年11月号 Vol.61』を買うことにしました。
ジュンク堂の一階レジは、レジがずらーーーーっと並んでいて、「本が売れないって本当?」と疑いたくなるくらい、いつも人がたくさんいます。
この日も10台以上レジ稼働していたけど、並んだ並んだ。
おまけ:
お昼は、ジュンク堂から徒歩3分くらいのところにある、COFFEE VALLEYへ。
2階はわいわい話す人も多いけど、1階はひとりでもくもく本を読んだり、PC作業している人がほとんど。
ジュンク堂で買ったものをすぐ読みたい!というときに、とてもイイ◎
あと単純にコーヒーが美味。
写真は、たまごサンドとソイラテ。オススメです。
『Discover Japan』読んでいたら、
・バイヤー山田遊さんが味噌・醤油のお店・卑弥呼醤院
・ブック・ディレクター幅さんがチブサン古墳
を紹介されていて、山鹿市が本籍の者として、テンションがあがってしまいました。
卑弥呼で昔父親が麹を買ってきて、甘酒を作ってくれた記憶があります。とっても美味しかった。麹で有名。麹にはうるさいよーという方、ぜひお試しください。
チブサン古墳は、日本の装飾古墳を代表する古墳で、装飾古墳初めての方にご覧いただきたいです。日本にもおもしろい史跡がありますよ!!
副都心線 北参道駅
池袋から北参道へは、副都心線で12分!
スタンプ台へ
ここは簡単!改札が1つしかありません。迷わずたどり着けるので、道案内は省略。
スタンプ
じゃーーーん!
くまモンが喜んでいる!!目を閉じている!!
かわいい。
これで3つ揃いました。
あとは銀座に行くだけです!!!!
…と、その前に本屋さんへ。
本屋さん:GA gallery Bookshop
GA gallery Bookshopは、出版社「GA」が運営する、建築デザイン関係の書籍を取り扱う専門書店。
店内撮影はNGとのこと、外観だけ貼っておきます。
窓が大きくて、格好いいのです。
建築関係の本は英語の本も多く、眺めるばかりでした。
何を買おうかとキョロキョロしていたら、安藤忠雄さんの本を見つけました。
熊本県立装飾古墳館は安藤忠雄さんの設計なので、「九州に想いを馳せられそうな本」は安藤忠雄さんか、とこじつけかけましたが、他に欲しい本を見つけたので買えなくなってしまいました。(高いんです…)
買ったのは、こちら。九州関係なし。
『B面がA面にかわるとき 増補版』(長坂 常 著/鹿島出版会)
本屋さんの袋3つめ。
ふうふう、もう手がちぎれそうです。
早く銀座へ行かねば!!
銀座・くまもと館(日比谷線 日比谷駅)
北参道から副都心線に乗り、明治神宮前で千代田線に乗り換えます。
乗り換え時間含めて20分くらいで、日比谷駅に着きました。
駅からまた少し歩きます。
くまもと館入口付近のくまモンは大人気。
写真撮影スポットとなっていました。
スタンプ台へ
買い物前に、早速2階へのスタンプ台へ向かいます。
山鹿灯籠をかぶるくまモンポスター!
入ってまっすぐ進むと、奥に最後のスタンプがありました。
ついについにーーーー!
押したら、横にある引換所で、リーフレットを見せて、チェックを受けて、手ぬぐいをいただきます。
これだーーー!!
“「くまモン柄」というより「晩白柚柄」”という評をWebで見たのですが、確かにそうですが、色もかわいいしなかなかイイじゃないですかっ◎
スタンプ
アップで撮り忘れました。
コンプリートした方のお楽しみということで・・。
お買い物
生姜せんべい、さつまも、ステッカーを購入しました。
「陣太鼓」「風雅巻き」を買いたいところですが、今月熊本行った時に買ってしまったので、見送ることに。
もし「何を買えば良いのだろう?」と思っている方がいたら、(あんこが好きであれば)「陣太鼓」オススメです。
うちの会社だと、35歳以上の甘いもの好き男性のウケがとってもイイのです。
陣太鼓をつくっている香梅の工場は、熊本地震で被災して、一時期生産ができませんでした。
熊本地震:工場被災「誉の陣太鼓」 きょうから販売再開 熊本市 /熊本 - 毎日新聞
熊本地震:製造ライン被災 菓子「武者がえし」販売再開 - 毎日新聞
今は工場も復旧し、販売再開しているものの、まだ完全ではありません。
ぜひぜひ応援してください。
あとは、「いきなり団子」や野菜、果物が売れていました。
本屋さん①:EDIT TOKYO
スタンプラリー(東京ステージ)をクリアし、お菓子も買えて満足したところで、ご近所・ソニービルへ。EDIT TOKYOへ直行しました。
本の数が多くないので、見やすいです。一冊一冊が目に付きやすいというか。
それから、(トークイベントに来る人以外は)EDIT TOKYOだけを目当てに来るお客さんはあまりいないように見えました。
下からずっと上がってきた/上からずっと下りて行っている人たちが、偶然に本屋に通りかかり、「あーー知ってる、なんか有名な本屋さんがプロデュースしてるんだって。ちょっと見る?」「あれー本屋さんがある!何これー表紙がかわいい!」というような会話をしている。そして本を手にとって、話している。
そんな場面を何度も見ました。
本との出会いが起きている場に出くわすと、すごくラッキーな気分になれます。
トークイベントのゲストの記念サインとメッセージ。
下北沢B&Bと福岡Rethinkと銀座EDIT TOKYO。
全てベースがB&Bだとしても、どのまちにあるかで、誰に届けるか/届けられるかが変わってきます。
「まちと本屋さん」を考え直すきっかけになりました。
ここでは、アルテリ2号を購入。
CREA掲載で有名になった、熊本市内の橙書店 店主田尻さんが編集を担当されています。
本屋さん②:三省堂書店 有楽町店
最後に、EDIT TOKYOからも徒歩で行ける、有楽町駅前の三省堂書店へ。
週末は周りでマルシェが開かれていて、賑わっています。
銀座付近にはいくつも本屋さんがありますが、先日の「かまくらブックフェスタ トークイベント:本屋がなくなったら、困るじゃないか 鎌倉ぐびぐび会議」で、西日本新聞社・出版部(福岡)の末崎さんが、「お世話になった」と話されていたので、最後はここだろう!と。
“有楽町の三省堂に飛び込んで、「ペコロス〜」のことを伝えた。注文書にその場で40と書き込んでくれた。”
“しかも面陳で出してくれて、3年間「話題の書」のコーナーに置いてくれた。”
欲しかった文庫本をまとめて買うことにしました。
もう重すぎて単行本を買う余裕は、ありませんでした。
本と熊本土産とを抱えて、有楽町線から都営大江戸線へ乗り継ぎ、清澄白河へ。
た、ただいまーーーーー疲れたーーーー。
まとめ
- くまモンは、やっぱり人気!スタンプラリーしている人に何人も出会う。(家族、カップル、一人、親子二人、など様々)
- スタンプラリーと本屋さん巡りは相性が良さそう。知らない本屋さんやご無沙汰していた本屋さんに行く良いきっかけになる。
- 本や熊本土産を買うなら、絶対リュックかエコバッグのようなものを準備すること。重い荷物を持ったまま歩くのは地味にキツイ。
次は、熊本ステージにチャレンジします!!