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 北陸新幹線の大阪延伸ルート(敦賀―新大阪)の選定に向け、与党が22日、沿線自治体から聞き取りを始めた。「小浜・京都」案を軸に検討を進める方向だが、国土交通省による所要時間などの試算に、疑問点も浮上している。

 「舞鶴(京都府)」「小浜・京都」「米原(滋賀県)」の3ルート案について、与党の検討委員会は22日、敦賀駅がある福井県の西川一誠知事から意見を聞いた。西川氏は、費用対効果や運賃面で小浜・京都の優位性を強調したという。11日に国交省が示した試算でも小浜・京都だけ所要時間が1時間を切り、運賃が最も安かった。与党関係者は「普通に考えればこのルートが軸になる」と話す。

 だが、試算には「乗客数の想定が現実的でない」(滋賀県関係者)との指摘も出ている。開業初年度の1キロあたりの乗客数を1日平均4万1100人としているが、近いルートを走る在来線特急の約2・4倍の水準だからだ。国交省は在来線特急より所要時間が40分近く縮むため「新たな移動需要が生まれる」(幹線鉄道課)と主張している。

 開業は約30年後の見通しで、…

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