Twitterアカウントの「ユーザー名(@スクリーンネーム/ID)」と「名前」を変更する方法【iPhone/Android/PC】
2016-11-22 21:24Twitterにはユーザーを識別するための記号として「名前」と「ユーザー名(スクリーンネーム)」、「ユーザーID」の3種類が存在します。本記事では、それぞれの記号の意味と変更の可否、そして変更できるとすればその変え方を解説します。
Twitterユーザーを識別する3種類の記号
Twitterユーザーはどのようにして識別されているでしょうか?Twitterでは、ユーザーが他のユーザーを区別するための記号として、次の3種類が用意されています。
- 名前
- ユーザー名(スクリーンネーム)
- ユーザーID
Twitterを普通に利用する中で日常的に目にするのは、プロフィールの「名前」と@に続く「ユーザー名(スクリーンネーム)」です。この点、よくTwitterの「ID名」と表現されているのは、@に続くユーザー名のこと。たとえば以下に貼り付けたツイートだと、「アプリオ」が名前にあたり、「Appllio」がユーザー名となります。
Twitterに「QRコード」機能、スキャンするだけの簡単フォローが可能に https://t.co/FbGpmu5cOu
— アプリオ (@Appllio) 2016年11月17日
たしかに「ID=identification=識別」という観点からは、ユーザー名を「ID」と呼ぶのは間違いではありません。しかし、Twitterのシステム内部ではユーザー名とは別に「ユーザーID」がアカウントに紐付けられています。後述するようにユーザー名は変更可能であることから、むしろ固有のIDとして適当なのは「ユーザーID」の方だと考えられます。
「名前」とは
プロフィールの「名前」は、システム内部では「name」のこと。最大20文字まで使用できます。
「ユーザー名(スクリーンネーム)」とは
@から始まる「スクリーンネーム(ユーザー名)」とは、システム内部では「screen_name」のこと。英数字を最大15文字まで使用できます。
ユーザー名を変更しても、既存のツイートやフォロワー、ダイレクトメッセージ、返信(リプライ)などは引き継がれます。ただし、新しいユーザー名に変わったことに気付かないフォロワーが旧ユーザー名宛に@ツイートしても、新ユーザー名宛にはメッセージが届かないことに注意が必要です。
「ユーザーID」とは
「ユーザーID」とは、システム内部では「user_id」のこと。数字の組み合わせが自動的に割り当てられます。
このユーザーIDはアカウント作成時から固定されており、後から変更することはできません。
「ユーザーID」を確認するには
「ユーザーID」を確認するには、PCブラウザでツイートページのソースを表示して、「data-user-id="ユーザーIDの数字"」となっている箇所を探す方法が手軽でしょう。たとえばChromeなら、ツイート上で右クリックして[検証]をクリックすれば、ツイートのHTMLをチェックできます。
アプリオ公式アカウントのユーザーIDは「245348114」だと分かる
「名前」を変更する方法
「名前」はプロフィール編集ページで変更できます。
PCで「名前」を変更する
1twitter.comにログインしてプロフィール画面で[プロフィールを編集]をクリックする
Twitterにログインして、プロフィール画面の右側にある[プロフィールを編集]をクリックします。
プロフィール画面
2「名前」を変更する
編集画面で名前を変更します。
プロフィール編集画面
3[変更を保存]をクリックする
新しい名前を入力したら、画面右側の[変更を保存]ボタンをクリックします。
プロフィール編集画面
保存が完了するとプロフィール画面に戻ります。名前が変わっていることを確認できます。
「アプリオ」を「アプリオ公式」に変更してみた
iPhone/Androidで「名前」を変更する
Twitter公式アプリ(iOS/Android)でも「名前」を簡単に変更できます。ここではiOS版アプリを例に解説します。
1アプリでプロフィール画面に移動して[プロフィール変更](iOS)/[プロフィールを編集](Android)をタップする
プロフィール画面で[プロフィール変更](iOS)もしくは[プロフィールを編集](Android)をタップします。
プロフィール画面(iOS)
2「名前」を変更する
名前欄をタップして、新しい名前を入力します。
プロフィール変更画面(iOS)
3[保存]をタップする
名前を入力したら[保存]をタップします。
プロフィール変更画面(iOS)
プロフィール画面に戻ると、新しい名前に変更されていることを確認できます。
名前を「あぷりおくん」に変更してみた(iOS)
「ユーザー名(スクリーンネーム)」を変更する方法
「ユーザー名(スクリーンネーム)」はアカウント設定ページで変更できます。
PCで「ユーザー名(スクリーンネーム)」を変更する
PCではTwitter.comのアカウント設定ページでユーザー名を変更できます。
1プロフィールアイコンをクリックして[設定]を選択する
Twitter.comにログインしたら、右上のプロフィールアイコンをクリックして[設定]を選択します。
2ユーザー名を入力する
アカウント設定ページの「ユーザー情報」タブが表示されるので、ユーザー名欄に新しいユーザー名を入力します。
アカウント設定ページ
3[変更を保存]をクリックする
新ユーザー名を入力したら、画面下部の[変更を保存]をクリックします。
4パスワードを入力する
PC版ではパスワードの入力を求められるので、正しいパスワードを入力し、[変更を保存]をクリックします。
説明
これでユーザー名の変更は完了しました。
アカウント設定ページでユーザー名の変更が反映されていることを確認できます。
ユーザー名を@airchair3から@airchair3333333に変更した
Androidで「スクリーンネーム(ユーザー名)」を変更する
Android版アプリではユーザー名を変更できません。Androidスマホユーザーはブラウザでモバイル版Twitter(mobile.twitter.com)にログインして変更する必要があります。
1mobile.twitter.comにログインしてアカウント設定ページに移動する
まず、mobile.twitter.comにログインして、プロフィールタブに移動し、[設定]をタップします。
左:モバイル版Twitterでログイン右:プロフィールタブ
2設定ページで[ユーザー名]をタップする
設定ページに移動したら[ユーザー名]をタップします。
設定ページ
3「ユーザー名」の欄に新ユーザー名を入力する
「ユーザー名」欄に現在のユーザー名が入力されている状態になっています。これをタップして、新しいユーザー名を入力します。
ユーザー名を変更する画面
4[保存]をタップする
新ユーザー名を入力したら[保存]をタップします。
ユーザー名を保存
パスワードの入力は求められません。
既にユーザー名が使用されている場合は、「(ユーザー名)は既にScreen nameで使われています」となり、保存できません。
ユーザー名が@airchair3から@airchair33に変更された
iPhoneで「ユーザー名(スクリーンネーム)」を変更する
以前のiOS版Twitterアプリでは「ユーザー名(スクリーンネーム)」を変更することができませんでしたが、2016年11月22日現在の最新バージョンで(6.66.1)ではアプリ内で変更できるようになっています。
1アプリでプロフィール画面に移動して設定アイコン(歯車)をタップする
プロフィール画面で歯車型の設定アイコンをタップします。
プロフィール画面
2[設定]をタップする
続けて表示されるメニューで[設定]をタップします。
[設定]を選択
3[アカウント]をタップする
設定画面に移動するので[アカウント]をタップします。
設定画面
4[ユーザー名]をタップする
自分の現在のユーザー名が表示されている[ユーザー名]欄をタップします。
アカウント画面
5ユーザー名を変更する
新規欄が空欄になっているので、そこに新しいユーザー名を入力します。
ユーザー名を変更する画面
5[完了]をタップする
新ユーザー名を入力したら右上の[完了]をタップします。
新ユーザー名が使用可能なら右側に緑のチェックマークが表示される
パスワードの入力は求められません。
既にユーザー名が使用されている場合は、「このユーザー名は既に使われています」となり、保存できません。
ユーザー名が@airchair3から@airchair33に変更された
変更前のユーザー名を悪用されないように注意
ユーザー名を変更した場合に気をつけてほしいのは、他のユーザーに旧ユーザー名を流用されてしまうケースがありえるということです。なぜなら、自分の使っていた旧ユーザー名は空きユーザー名となるため、他の人のアカウントからでも自由に選択できてしまう状態になるからです。
単にユーザー名を変更したいだけなら、変更直後に旧ユーザー名を選択したアカウントを新規作成して、旧ユーザー名を自分の管理下に確保しておいた方が無難です。
アカウントを新規作成(ユーザーID自体を変更する)して、新規アカウントに従来アカウントのユーザー名を引き継がせたい場合は、従来アカウントのユーザー名を数字などを付け足すことで別のユーザー名に変更し、すぐに新規アカウントで従来のユーザー名を取得してしまいましょう。別アカウントにユーザー名を移行させる場合も同様の方法でおこないます。
希望のユーザー名を使っていたアカウントを最初に削除してしまうと、そのユーザー名は一定期間、他のアカウントで使えるようになりません。Twitterには削除後にアカウントを復活させられる機能が存在するため、復活アカウントと別アカウントの間でユーザー名が競合することを防止するためです。
「ユーザー名(スクリーンネーム)」の変更は、嫌がらせ対策の決定打にはならない
Twitterがいま頭を悩ませているのは嫌がらせ対策。先日も嫌がらせ対策として新たなミュート機能や通報機能の強化を発表したばかりです。
Twitter、ミュート機能を拡大 指定したキーワードやハッシュタグを含むツイートを非通知化
本稿で解説してきたとおり、「ユーザー名」はいつでも変更できます。したがって、嫌がらせをしてくる相手に変更後のユーザー名を感知されなければ、自分宛ての@ツイートなどを未然に防止することは一応可能です。しかし、ユーザー名の変更を相手にさとられないようにするのは難易度が高いかもしれません。
さらに言えば、変更後のユーザー名が相手にバレなかったとしても、同一アカウントを使い続けているかぎり「ユーザーID」が変わることはありません。あらかじめ相手にユーザーIDを把握されていると、ユーザーIDから変更後のユーザー名にたどり着くことは容易に可能です。ユーザーIDを入力してユーザー名を判定するウェブサービスがあるほか、「https://twitter.com/intent/user?user_id=245348114」のようにURL末尾にユーザーIDを入力すれば、現在のプロフィール情報を確認できてしまうからです。
となると嫌がらせ対策としては、Twitterが提供しているブロック機能やミュート機能を十分に活用するほかないでしょう。それでも対策できなければ、不本意ながらアカウントを作り直すしかないのかもしれません。