ギャグとバトルが交差するギャグ漫画『世紀末リーダー伝たけし!』
現在、週刊少年ジャンプでトリコを連載中の漫画家、島袋光年の出世作である『世紀末リーダー伝たけし!』。
1997年から同じく週刊少年ジャンプで連載されていましたが、島袋光年が女子高生との援助交際により逮捕されてしまい、それが理由で2002年に連載は打ち切りとなってしまいました。
その後2004年にスーパージャンプで復帰を果たし、翌年の2005年に完結しました。
とはいうものの、ヒカルの碁やシャーマンキングといった人気漫画とともに、ジャンプの読者から親しまれていました。
主人公のたけしは、生後2日で二足で歩き、生後3日で開脚前転をマスターするなど、人間離れした才能を持って生まれてきます。
周囲からリーダー的存在と呼ばれていた父親のヒロシを尊敬していましたが、ヒロシは酔っ払いの喧嘩を仲裁しようとして命を落としてしまいます。
「最も大切なのは人間の心だ」という言葉を受けて、父親の夢を叶えるためリーダー的存在になることを志します。
数年後、ポッポ小学校1年2組に転入したたけしは、リーダー的存在としてクラスの問題を解決したりしなかったりしていきます。
そして、その超人的な能力でギャングチームと戦ったりなど、ポッポ町で起こる様々な問題を解決していくのでした。
連載当初は1話完結のギャグ漫画でしたが、徐々にシリアスなバトル編とギャグ編を交互に繰り返していくスタイルとなりました。
アホみたいな世界観で、どちらもおもしろいです。
たけし以外も登場人物が個性的で、足がとてつもなく大きく、惑星アッシーから来た異星人の足マンや、健康レベルを計れたり出来る健康の神、へるスィーなど、意味不明なのが現れます。
バトルもめちゃくちゃで、とりあえずたけしがかっこいいです。
普段はおちゃらけていても、仲間を守るときは真剣になり、まさにリーダー的存在なのです。