人生初となるカットモデル体験をしてきましたよ。
しかも、若者の街「渋谷」のど真ん中にある美容室で。
おそらく、このまま今と変わらずに生きていたら決して訪れることのなかった場所。
この場を借りて、この貴重な機会を設けてくれた友人、そして、A10の皆様に感謝の意を表しますと共に深く御礼申し上げます。
今回の記事は「初カットモデル」のまとめ&体験談になる予定でしたが、急遽予定変更。
理由は、「美容師、めっちゃかっけぇ(小並感)」って思っちゃったから。
とんでもなく稚拙な表現ですが、確かにそこには「好きなことで、生きていく」人生があるように思えたんです。
今回は、『初カットモデル体験を通して見えた「好きなことで、生きていく」人生』と題して、僕がそこで感じたこと、思ったことをまとめていきますよ。
渋谷にある美容室「A10」にお邪魔してきました
今回お邪魔させていただいたのは、東京都渋谷区神宮前にある「A10」というお店。
お店に行く前にホームページを拝見させていただいたのですが、このお店のコンセプトが実に素晴らしいんです。
僕はいわゆる「お洒落な美容室」が超苦手
「美と解放とやすらぎ」。
これがA10の掲げるコンセプト。
店内外には天然木材が豊富に使われていたり、藁を練り込んだ内壁など、夏は涼しく冬は暖かい、「自然物ならでは」の機能性を生かした空間になっているんですね。
↑外のテラス席。暖かい季節ならここでも髪を切ってくれるそう。
お洒落で意識高い系の美容室にありがちな、「はい!お兄さん、今日どんな感じにいたしましょう!(ハサミキュピーン☆」とか、僕、すごく苦手。
お店の中もピカピカピッカーンで、来ているお客さんもスタッフさんもお洒落オーラ全開で。
さらには、店内に入ってきた人のことを下から上まで舐め回すようにチェックした挙句、鼻で笑って吐き捨てる、みたいな。
そんなお店が僕、すごく苦手。ただの被害妄想。
そんな僕でも余裕で耐えられる、素敵な空間でした。やっぱり、ちょっとは抵抗あったけどね……。
A10=W²×D²×K²(ワクワク×ドキドキ×キラキラ)
↑A10のサロンにある待合スペース。本がいっぱい。
お店の名前にもなっている「A10」ってのは、喜怒哀楽を支配している脳の部位、つまり、感情の源と言われている神経のこと。
このA10神経は、大切な人のことを考えたり、自分自身が幸せな気持ちになることで活性化されるそうです。
A10神経が活性化されることで、ドーパミンの分泌を促し、精神的な安定をもたらす役目を担っているのだとか。素敵すぎるだろ、それ。
「好きなことで、生きていく」ということ
↑夜遅くまで自主的に練習している姿が胸に響いた。かっこいい。
僕がお店に到着したのは閉店後の20時過ぎ。
この日は週に一度行なっている「練習会」があったそうで、店内には5〜6人のスタッフさんがいらっしゃいました。
マネキンを鏡の前にセットしてカットの練習をしていたり、シャンプーの練習をしていたり、パーマの練習をしていたり。それぞれが自分の課題に取り組んでいましたね。
もちろん、これらはお店の営業時間が終わってから行うものなので、拘束時間は軽く12時間を超えてしまうのだとか。あくまで、自主的に取り組むものなので強制ではないそう。
僕は「A10」ではなく、少し離れた「A10α」というお店でカットしていただいていたのですが、ここでも数人の方が練習に取り組んでおられました。
僕が真っ先に抱いた感想
僕がその光景を目の当たりにしたときに思ったことは「すごく真面目だな」ということ。
そりゃふざけてたら当然怒られるでしょうし、自主的に参加しているわけだから真面目なのは当たり前なんですけどね。
この場合、「真摯」って言葉が適切でしょうか。
とにかく、自分の目の前にある課題に真摯に取り組んでいるように見えましたね。
そこにいる全員から「楽しくて楽しくて仕方がないオーラ」が漂っていて、本気で上を目指してる感がすごいんですよ。
みんな仲間だけどライバル、みたいな。
居心地は良かったですが、その空間の中にもピリッと良い緊張感があるように感じましたね。
「続ける」ことが「好きなことで、生きていく」ための一番の近道
「好きなことで、生きていく」は、YouTubeに動画を投稿して生計を立てている「ユーチューバー」の働き方を紹介するキャッチフレーズ。
きっと、誰しもが「好きなことで生きていきたい」と思っているはず。
好きなことで飯を食っていくためには幾つもの必要な要素があります。
職種やジャンルによっても違ってくると思うのですが、ぶっちゃけ、価値のある商品(サービス)を提供できて、お客さん(リピーター)がいれば可能なわけです。
これらをどう獲得していくかってことが問題なわけですが、結局、「続けること」に繋がっていくんですよね。
最近読んだ「仕事は楽しいかね?」にも書いてありましたが、成功するためには、とにかく試行回数を増やすことが重要。そして、試行回数を増やすには「それを続ける」しかありません。
嫌々やるんじゃなくて、ちゃんと自分の好きなことを続ける。第一、好きなことじゃないと続けられませんしね。
「続いてた」ってのが正しいのかも
もしかすると、「続ける」って言葉自体がおかしいのかもしれません。
好きで好きで、仕方がなくて、気がついたら「続いてた」ってのが本当の意味での「続ける」ってことなのかも。
「好きなことに夢中になる」→「好きだから続ける」→「いつの間にか続いてた」→「いつの間にかそれで飯食ってた」
これが「好きなことで、生きていく」の真実なんじゃないかなぁ、と。
はじめしゃちょーだって、ヒカキンだって、最初っからお金目的だったわけじゃないと思うんですよ。
「収益化の検証」からブログを始めた僕も、今となってはブログを書くこと自体が目的ですし、いつの間にかブログが大好きになってましたしね。
まぁ、別にそれで飯食ってるわけじゃないですが。
まとめ
以上、初カットモデル体験を通して「好きなことで、生きていく」人生が少し垣間見えたよって話でした。
もちろん、努力したからといってすべての人が報われるわけではありませんし、嫌なことでも続けてさえいれば得るものはあるでしょう。
しかし、それでは「好きなことで、生きていく」人生には繋がらない。
「自分の好きなことに真摯に向き合っていくこと」。
これこそが、一番の遠回りのようで一番の近道なんじゃないかなぁ、と。
実に貴重な体験をさせていただきました。圧倒的感謝ッ!