今日、朝5時59分頃、福島県を震源としたM7.4の地震が発生しました。
現在、青森県~千葉県太平洋沿岸部各地で津波警報が発令されました。
すでに仙台沿岸部にて1m40cmの津波を観測。M7.3がM7.4に引き上げられました。
避難区域の方は安全が確認されるまで避難しましょう。
津波対策
〈津波からの避難、4つのポイント〉
1.地震の揺れの程度で自己判断しない。
揺れがそれほどでなくても津波が起きるケースは、過去にもしばしばありました。1896年の明治三陸地震津波では、沿岸で震度3程度だったにもかかわらず、大津波が押し寄せています。津波の危険地域では小さい揺れでも、揺れを感じなくても、まずは避難を最優先すべきです。
2.「津波がない」という俗説を信ずるな。
1983年の日本海中部地震では、秋田県で海浜に遠足に来ていた小学生らが津波にさらわれるなどの被害がありました。この地震が発生するまでは「日本海では津波はない」という俗説がもっともらしく流布しており、日本海側の住民には津波への警戒心が足りなかったとされています。根拠のない俗説に命をゆだねるより、気象庁の津波情報に耳を傾けましょう。
3.避難に車は使わない。
原則として、車で避難するのはやめましょう。1993年の北海道南西沖地震の際、奥尻島では車で避難した人が続出、狭い道路が渋滞してしまい、そのために津波にのみ込まれて命を落としてしまった人も多かったのです。
4.「遠く」よりも「高く」。
すでに浸水が始まってしまった場合などは、思うように避難できません。遠くよりも高い場所、例えば近くの背の高い頑丈なビルなどに逃げ込みましょう。ただ、その場合でも、できるだけ海岸から離れたビルを選ぶのが賢明です。
2011年3月11日午後2時46分に発生したM9.0震度7の地震の際は、地震発生後の第一波は20cmだったと言われています。約40分後には10mほどの津波が押し寄せました。
この時の死者数は約1万6000人。約6200人が負傷しました。
海や川の近くにいる場合は高台や3階以上の建物に避難しましょう。避難の際は周りの人に声をかけながら避難して下さい。避難の際は出来るだけ徒歩でしてください。皆が同じように自動車で移動しようとすると、渋滞になって逃げ遅れてしまいます。
311の際も渋滞で逃げ遅れた方もいたようです。
津波警報以外の地区の方ももしもの時のために、避難方法や地震対策をしっかりしておきましょう。
いつ何が起こるかわかりません。
地震対策
(画像引用元:防災地震Web)
【歴代巨大地震】
過去に起きた巨大地震は大きい方から、
チリ地震M9.5 死者1743人(1960年5月22日)
アラスカ地震M9.2 死者約250人(1964年3月28日)
スマトラ沖地震M9.1 死者約30万人(2004年12月26日)
東北地方太平洋沖地震M9.0 死者約16000人(2011年3月11日)
行方不明の方を含めるともっと多くの人が亡くなっています。
【地震のメカニズム】
マグニチュードは地震のエネルギーの大きさを表します。マグニチュードが0.2増えるとエネルギーが2倍になります。つまり、マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは32倍、2増えると32倍×32倍で約1000倍になります。
マグニチュード8.0以上の地震を巨大地震と呼びます。
【もしマグニチュード10の地震が来たら?】
メカニズムより計算すると、マグニチュードが1上がるごとに約1000倍のエネルギー。
考えたくありませんが、地球に起こりえる地震は最大M10(東北地方太平洋沖地震の32倍のエレルギー)と言われています。
もし本当にM10レベルの地震が来たとすると、震度8以上の揺れが10分~1時間以上続く、超巨大津波が発生する、家が全壊などの被害が起こりえるよう。ちなみに、研究観測センターの報告によるとM10の地震は1万年に1回あるかどうかという確率ということです。
M11レベルだと、小惑星の衝突で恐竜が絶滅した時に発生した揺れくらいだと言われています。理論上では人類が滅亡する時だと言えるでしょう。
【世界一地震が多い国はどこ?】
日本と言えば世界でもTOPレベルに地震が多い国ですね。正確には1番はインドネシア、2番が日本と言われています。
地震が多い国ランキング TOP10 やっぱり日本が一位なの どうなの? - からだしこう
家庭内対策
現代は、地震対策が発展してほとんどの住宅、建物が耐震工事が施されています。
耐震工事をすると、震度5なら損傷なし、震度6,7でも倒壊しないと言われています。ひび割れや欠落は仕方ありません。
耐震工事をしたとしても、それ以上の津波や地震対策は各自でしか出来ませんね。
万が一のために、防災グッズなどを各家庭1個以上用意しておきましょう。
地震時に家庭で備えるもの【食べ物や水とかばんや持ち歩き用等必需品リスト】 | 片付けや掃除のコツ裏技情報サイト【家事NAVI】
家庭内にはよく見ると危険なものがたくさんあります。テレビ、冷蔵庫、食器棚、電子レンジ、照明。現代は薄型テレビになったため、転倒しやすくなりました。
転倒防止用シールやストッパーなどで対策をしておきましょう。
いつでも、安心した生活をするために安全対策はしっかりしておきましょうね。