どうもこんにちは。
本日はタイトルどおり、おそらく僕の永遠のテーマとなるだろうこの話題を現状考えられるところまで突き詰めていきたいと思います。
まぁ何となく最後はグダグダになって終わりそうな気もしますが、お付き合いいただければ幸いです。
と言ってもまずはエレファントカシマシの説明から。
エレファントカシマシは1981年に結成されたバンドで、1986年に現在のメンバーになったのち1988年にメジャーデビュー。
Vo.&Gt.とほぼ全ての作詞作曲を手がける宮本浩次さんを中心に、これまで数回事務所移籍をして現在はユニバーサルミュージック(シグマ)に所属しています。
そんな彼らの有名曲といえばこちら。
1997年のフジテレビ系ドラマ『月の輝く夜だから』の主題歌に起用され、自身最大のヒットとなった『今宵の月のように』
そしてシングルが再発までされたこちら。『悲しみの果て』です。
それからは宮本さんが2000年にTBS系放送のドラマ『フレンズ』に出演して新人俳優賞を受賞するなど割とメディア露出が激しくなりますが、あくまでも音楽が主体と言わんばかりに数年後パタリと露出がなくなり、そしてユニバーサルに移籍した最初のシングルがこちら。
当ブログでも何回か紹介していますが、2007年発売のシングル『俺たちの明日』です。
ウコンの力のCMソングとしても耳馴染みが深いかと思われます。
2012年には映画『のぼうの城』の主題歌にもなった『ズレてる方がいい』が発売されましたがそのとき宮本さんは急性感音難聴に侵され療養中。
しかし2013年には華麗に復活して現在でも第一線で活躍しています。
とまぁ駆け足で説明してきたわけですが、当然不十分な点も多くありますので詳しくは検索してみてください。
さて肝心のタイトルへ戻りましょう。宮本さんの歌唱についてなのですが、なぜこんなにも(僕の心を)魅了してしまったのか、今の僕に考えられるものとしては3つあります。
まずは1つめ。
- 圧倒的な歌唱力
これはですね。。。まずライブに行ったことがある方は何も言わなくても分かると思うんですが声が異常にデカイッ!
もうね、鼓膜が破れるのではないかと。
よく通るんですよね、声質的にも、発声的にも。
そしてもうこれまた圧倒的に歌が上手い!
昔はかなりのヘビースモーカーだったのでライブ後半になると声が出にくくなることもありましたが、怪我の功名といいますか病気療養後はタバコを控えるようになったみたいで、そうしたら今が一番ピークなんじゃないかと思えるくらいの安定感。
この質問に対する回答がいいですよね。まさにこれです。
歌の上手さ(ここは巧さと書くべきか)って、もちろん音程とかビブラートがどうとか、そういう技術的(機械的)な面も重要だとは思うんですが、やはり聞き手は人間ですからね。
ちょっと話は逸れますが、バンドマンを『アーティスト』と呼ぶ表現について何か感じたことがある方っていらっしゃるでしょうか。
アーティスト。直訳すると芸術家ですよね。
もっとも『音楽は芸術』という概念を持ち出したのはあのべートーヴェンであり、それ以前は音楽は音楽だけとしか扱われていませんでした。
それからジャンルが広がり『表現者』と呼ばれる人たちはアーティストと呼ばれるようになり(日本では書道家なんかもそうですね)、現在は『ミュージシャン』と『アーティスト』と境目がかなり曖昧になっていると思います。
まぁそんな来歴はどうでもよくてですね、クラシカルな、つまり『表現者』としてミュージシャンをアーティストと定義するのならば宮本さんはピカイチだと僕は思います。
そして2つめ。
- 目
......えっ?それだけ?って感じでしょうが、まぁ見ていただければ分かると思います。
見てください、この真っ直ぐな目を!(横向いてるけど)
この真っ直ぐな目の持ち主から放たれる歌詞が心に沁みるのはもはや必然かと。(横向いてるけど)
しかしいいですよねぇ、この目。ライブ中の覇気といったら多分百獣の王ライオンも逃げていくのではないかと思うほど鋭いものがありますが、やはり嘘や混じり気のない人しか出せないオーラだと思います。
そして『季節はずれの男』という歌では「努力を忘れた男のナミダは汚い」という歌詞がありますが、こういう歌詞が出てくる人ですよ。
それだけで他に説明は要らないような気がします。
そして最後!
- 歌詞を歌っていない
「はっ、はい!?どういうこと?」って感じですよね(笑)
えぇっとですね、エレカシのライブに行ったりとか、YouTubeにあがっている映像を観たことがある方にとっては周知の事実なんでしょうが、曲中宮本さんが歌詞をよく飛ばすんですよね。
上で挙げた曲をはじめスゴく心に響く歌詞が多いので、中には「そこ間違えますか宮本さんっ!」みたいな場面もあるかもしれませんが、その説明を長年エレカシに携わっていた故佐久間正英さんがインタビューで語っています。(以下引用)
面白いのは、(宮本さんが)歌詞を間違えるケースがすごく多い。そうすると、そこで止めて、また歌いだすという録り方で、全部通して歌うということがあんまりない。力量的には、もちろん歌えるんですよ。でもなぜか歌詞を間違えるのは、彼にとって言葉というのは、実はどうでもいいんですね。彼自身がそう言ってたんだけど、「言葉なんかどうでもいい、言葉を歌ってるわけじゃない」と。だから歌ってる時に、どんどんエモーショナルになってくると、言葉から意識が外れちゃう。(一部抜粋・改変)
【月刊BARKS 佐久間正英 前進し続ける音楽家の軌跡~プロデューサー編 Vol.4】90年代のプロデュースその2~早川義夫、エレカシ、くるり
つまり宮本さんにとって歌詞は単なる記号に過ぎず、『歌』として届けることに何よりも重きを置いているということでしょうかね。ライブで見せてくれる気迫溢れるあのシャウトこそが本心なのかもしれません。
「歌詞ではなく歌を歌う」なんだか当たり前のようでとてつもなく深いような気がしてきました。
まぁ僕の陳腐な文を眺めるよりは一度これを観てみてください。
2003年におこなわれたライブで披露されたこの曲。
翌年に発売される『扉』というアルバムに収録される、森鴎外について書いた『歴史』という曲へと変貌しますが、これはその歌詞未決定時のバージョン。一般に『歴史前夜』なんて呼ばれていて、ファンの間では完成曲よりも寧ろこちらのほうが愛されているような気がします(笑)
どうですか、何か思うところや感じるところはないでしょうか。
この一見意味のない歌詞から何かを見出せませんでしょうか。
この『俺の道』という曲も圧巻です。
アレですね、今回の成果からいくと歌詞カードに載っていないところにこそ注視すべきですね。
と、以上ここまでが現状僕の考えられる宮本さんの歌が人を惹きつける所以でございました。
「ヘッ、的外れもいいところだぜ!」という意見も大いにあるかと思いますが、そんなことより本日、日付変更と同時にエレファントカシマシのオールタイムベストが来年3月21日に発売されることが決定しました!
価格はエレカシのデビュー30周年にちなんで3000円。30曲収録予定ですが曲詳細は現在未定です。
続報を待ちましょう!
まぁ最後に本日のiTunesランキングTOP10でもどうぞ!
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それではまた次回!
- アーティスト: エレファントカシマシ
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: CD
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