月刊Gファンタジー連載中。
黒執事 枢やな
2014年に実写映画化もしました。
特に若い女性からの人気が絶大です。
あらすじ
19世紀末期のイギリスが舞台。
ファントムハイヴ伯爵家に仕える執事のセバスチャン・ミカエリス。
彼は全てにおいて完璧であり、忠実な執事。
領主であるシエル・ファントムハイヴには暗い過去があり、とあるきっかけから、悪魔であるセバスチャンと契約した。
命と引き換えの絶対的な主従関係で結ばれている2人は、名門貴族の領主と執事という肩書きのほかに、裏家業である「女王の番犬」として働く。
ファントムハイヴ家の日常や、英国で起こる様々な事件に立ち向かう、ギャグありのダークファンタジー。
おすすめポイント
英国という世界観と綺麗な絵
(出典:黒執事 8巻)
人気の秘密は、まず綺麗な絵にあると思います。
登場人物は、ほとんどが美男美女。
そして領主であるシエルが英国貴族という事で、着ている服が毎回おしゃれ。
作者である、枢やな先生こだわりのデザインで、細部までつくりこまれていて素晴らしいとしか言いようがない。
ゴシックロリータのような衣装と、それをさらりと着こなすシエルやその他の登場人物が、英国という世界を見事に表現している。
完璧な執事
(出典:黒執事 1巻)
なんと執事が悪魔という設定。そして悪魔だからなのか、とにかく何でも出来る完璧な執事。
その容姿はもちろんのこと、料理などの家事から執事としての仕事まで何をやらせても、そつなくこなしてしまう。
漫画の中で、セバスチャンの作ったデザートがたびたび登場するが、プロ並みの腕前。
戦いにおいても驚異の強さを誇る。
(出典:黒執事 1巻)
こんな風に、執事らしくナイフとフォークで戦うこともあり、使い方が見事。
唯一、非のうちどころがあるとすれば性格の悪さだろう。
普段はシエルの忠実な執事だが、皮肉を言う場面も多い。
まとめ
ダークファンタジーと聞くと、暗い話を想像するが、この漫画はそうではないです。
ファントムハイヴ家の日常を描いたようなほんわかした話から、事件の謎を解くようなシリアスな話もあり、非常に読みやすい。
ついつい日常を忘れて、英国という世界観にどっぷり浸れる作品になるでしょう。