関東地方 あす夜から平野部でも積雪のおそれ

関東地方 あす夜から平野部でも積雪のおそれ
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上空に真冬並みの強い寒気が流れ込む影響で、関東地方では23日夜から24日にかけて広い範囲で雪が降り、山沿いに加え、平野部でも積もるおそれがあります。気象庁は雪による交通への影響や路面の凍結などに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと23日夜から24日にかけて、関東地方の上空1500メートル付近に真冬並みの強い寒気が南下し、南の海上を低気圧が通過する見込みです。

このため、関東地方では23日夜から雨や雪が降り出し、24日には広い範囲で雪が降る見込みです。
雪は山沿いを中心に積もると予想されていますが、平野部でも積雪となり、気温が低くなった場合には東京23区でも積雪となるおそれがあります。
東京の都心で雪が降ると、11月としては昭和37年以来54年ぶりとなり、さらに積雪となった場合は、記録が残っている昭和36年以降、初めてとなります。

また、各地で気温も低くなる見込みで、23日、日中の最高気温は前橋市で11度、東京の都心と横浜市、千葉市、さいたま市、それに宇都宮市で12度、水戸市で13度などと各地で平年を1度から3度ほど下回ると予想されています。

気象庁は23日夜以降は、雪による交通への影響や、路面の凍結などに注意するよう呼びかけています。

雪の注意点

関東地方の雪に関する注意点です。道路に雪が降り、積もった雪が踏み固められたり押し固められたりすると表面が氷のように滑りやすくなり、タイヤがスリップしやすくなるほか、歩道なども歩きづらく転倒しやすくなります。
特に気温が下がる朝晩は、溶けた雪などが凍ってスリップや転倒などの事故の危険性がさらに高まります。

また、平野部では積雪していなくても、峠などの標高の高い場所では急に積雪が多くなって夏用のタイヤのままでは立往生してしまう場合もあります。積雪が予想される地域で車を運転する際には、早めに冬用のタイヤに変えたりチェーンをつけたりするほか、歩く際にも滑り止めのついた靴を履くなど、早めの対策が必要です。

また、都市部では、少しの雪でも列車の運休や航空機の欠航、道路の通行止めなどの影響が出るおそれがあります。最新の交通情報を確認して時間に余裕をもって行動するようにしてください。

雪が降る場所や時間帯などは、寒気の状況や低気圧の通過する場所などで大きく変わる場合があるので、最新の気象情報に注意が必要です。

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