日産自動車(7201)は22日、保有する全てのカルソニックカンセイ(7248)株を米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に売却すると発表した。KKRのファンドが全額出資するCKホールディングス(HD、東京・千代田)が実施するTOB(株式公開買い付け)に応募する。日産自はカルソカンセ株を発行済み株式総数で40.68%保有している。TOBが成立した場合、日産自は有価証券売却益が約1140億円発生する見通しだ。
カルソカンセは同日、TOBの成立を前提に従来7円50銭としていた17年3月期の期末配当を無配とし、1株あたり570円を上限とする特別配当を実施すると発表した。CKHDはカルソカンセ株を22日終値(1450円)と比べ28%高い1860円から特別配当額を差し引いた価格で買い付ける。CKHDはカルソカンセの全株式を取得し、完全子会社化する。取得総額は最大で4982億円となる見通し。
TOB期間は未定だが、17年2月下旬ごろから20営業日での実施を予定している。応募が下限に定める発行済み株式総数の3分の2にあたる1億7858万8185株に達しない場合は買い付けを取りやめる。カルソカンセはTOBに賛同の意向を示しており、予定通り買い付けが実施された場合は上場廃止となる見込みだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕