【巨人】由伸監督、阪神・糸井封じを厳命 内角攻め徹底で今季は9打数無安打

2016年11月22日6時0分  スポーツ報知
  • 台湾でのOB戦を終え、帰国の途に就く高橋監督
  • 今季の巨人投手対糸井

 由伸巨人が21日、「糸井包囲網」を張った。オリックスからFA(フリーエージェント)宣言していた糸井嘉男外野手(35)が阪神入りを表明し、来季は伝統の一戦で対戦することになった。高橋由伸監督(41)は「いろいろ考えないといけない」と警戒。かつて糸井とチームメートだった吉川光夫投手(28)は、内角攻めの大切さを掲げた。懐を徹底的に突いて、虎の新戦力を黙らせる構えだ。

 宿敵に強力な新戦力が加わった。OB戦出場のため訪れていた台湾から帰国した由伸監督は、阪神入りを表明した糸井への警戒心を強めた。「あれだけ打って走れる選手だから、こちらとしてはいろいろと考えないといけないことが出てくる」。今季打率3割6厘、17本塁打、53盗塁で盗塁王を獲得。だが、恐れることはない。投手陣はこれまで強打を封じ、嫌なイメージを植え付けてきたからだ。

 今季は交流戦3試合(京セラD)で対戦。先発した田口、内海、大竹寛、救援陣も厳しい攻めを徹底し、計9打数無安打と仕事をさせなかった。昨年も3試合で計11打数1安打。糸井からすれば巨人戦で打った記憶はほとんどないだろう。共通しているのは、内角を有効に使った点だ。日本ハムから移籍した吉川光がこの日、G球場で自主トレを行い、同様の印象を口にした。

 「内角にしっかり投げないと踏み込まれる。外角ばかりだと、反対方向(レフト)にも大きいのを打たれる。打たれているときは(内角に)投げきれていないとき。投げきれているときは抑えていると思います」

 吉川光は今季まで、糸井は12年まで日本ハムでプレーした。13年に糸井がオリックスに移籍後、4年間の対戦成績は計38打数12安打、打率3割1分6厘。怖さを知るからこそ、懐をつく「ケンカ投法」の重要性を強調した。知っている情報を投手陣と共有できるメリットは大きい。

 巨人は今季阪神戦15勝9敗1引き分け。9年連続勝率5割以上だが「糸井封じ」は大きなカギになる。12年、日本ハムとの日本シリーズで捕手として内角を徹底的に攻め、打率2割4分に封じた経験がある阿部は以前、「(糸井)嘉男は何を考えているか分からない。超人的な能力があるから警戒しないと」と話していた。今季の糸井のように50盗塁以上した選手は、阪神では05年の赤星(60盗塁)以降はいなかった。投手陣だけでなく、チーム全体で包囲網を張る構えだ。

 13年WBCでは沢村、杉内、内海、山口、阿部、坂本、長野が糸井と一緒に日の丸を背負った。性格や選手としての特徴を知っているメンバーが多いのも心強い。由伸巨人は糸井を眠らせたまま、V奪回への道を突き進む。(片岡 優帆)

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