小学校の5年生の頃にテストで平行四辺形を書けという問題が出た。
少々捻くれていた僕は、退屈な問題出してんじゃねーよ、と長方形を書いて提出した。
学校の先生が求めている解答とは違っていることはわかっていた。
小さい頃は算数の問題で面白い見方ができたときに、父や塾の先生はとても褒めてくれていた。
なので、そういう見方もあるよね、と共感してくれることを学校の先生にも期待していた。
答案が返ってきてバツが付いていたので、僕は先生のもとへ行き説明を求めた。
分かり合えない悲しさを感じ、僕は自分の席へと戻った。
俺だったら、「平行四辺形の定義を言ってみてください。」と詰め寄るけれどな。