人的補償で鳥谷(左)、西岡(右)ら大物も虎視眈々と伺うオリックス【拡大】
逃げられた魚が大きいなら、大物を釣り上げればいい!? この日、午前中に糸井と会談し、阪神移籍の意思を伝えられたオリックスだが、ショックを引きずってばかりはいられない。長村球団本部長はFA補償制度について「福良監督とも話しながら。おいおいやっていきます」と説明。球団内で検討を開始した。
そして、球団関係者からは虎フロント陣営の背筋を凍らせる? 衝撃発言だ。
「“大物”が外れていたら、いくよ」
人的補償のケースだ。糸井の今季年俸は推定2億8000万円でチームのBランク(上位4位から10位の間)に入るとみられる。そのため、オリックスは移籍先の阪神から補償として、旧年俸の60%か、人的補償+旧年俸の40%かを選択することが可能だ。
オリの補強ポイントは二遊間と左投手。タテジマ軍団にすれば、今シーズン、例年になく若手が台頭した分、プロテクトしたい成長株が多いはずだが、保護できるのは28人に限られる。だからといって、高額年俸を理由にたかをくくって、主力級が外れていたら…。