ジャカルタ=古谷祐伸
2016年11月22日00時04分
第2次大戦中に旧日本軍との海戦でインドネシア沖に沈没した英国とオランダの艦船6隻が、本来あるはずの海底の場所からほぼ消えていることが、国際調査チームの調査で分かった。違法業者が金属を狙って無断で撤去した疑いがあるという。
沈没艦船は、2002年にアマチュアのダイバーが発見。1942年2月にジャワ島沖であった「スラバヤ沖海戦」にオランダ、英国、米国、オーストラリアの連合艦隊として参加した船だ。インドネシア攻略を狙う旧日本軍に大敗して沈められ、乗っていた約2千人が死亡したとされる。
今年11月、来年の海戦75周年行事の準備のために国際調査チームが調べると、オランダと英国の船各2隻が完全に消え、両国の各1隻については大半が消失していた。
違法業者が鉄や銅などの金属部品を盗み、転売したとみられる。インドネシア海域には沈没船が多く、爆薬を使った手荒な撤去行為が横行している。
事態を知った英国はインドネシ…
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朝日新聞国際報道部