大江山の澄んだ水と空気のもとで育った米を多くの人たちに味わってもらおうと、今月から福知山市大江町のパン店が、地元産米をペットボトルに入れて売り始めた。密封のペットボトルだと虫がつきにくく、保存もきくことから、今後ブランド品として、市外の人たちにも広くPRしていきたいと考えている。現在、実用新案の申請中という。
販売しているのは同町北有路のベーカリー・カフェ「ポカポカ1」。米は清流で知られる大江山・二瀬川渓流がある仏性寺の棚田で栽培した減農薬のコシヒカリ。昔ながらの稲木干しで作られた米のおいしさを知っていた芦谷店長が、多くの人たちにこの米を味わってほしいと考え、少量でもその味が伝わるようにと、容器での販売を思い付いた。
販売に向けては、近畿農政局兵庫農政事務所と府中丹西保健所に問い合わせ、「問題はない」との回答を得た。
ペットボトルは500ミリリットル用で、「福知米」として1本500円で売っている。1本売りのほか、5本詰め合わせセット(2830円)、化粧箱入り(1本630円)もある。今月からの販売は昨秋とれた米を使用。ペットボトル500個分を確保している。今は同店と仏性寺の大江山グリーンロッジで販売しており、店頭のものがなくなり次第、その都度精米して出していく。
芦谷店長は「本当においしい米です。多くの人に食べてもらうことで、昔ながらの米作りが続いていけばうれしい」と話している。エゴマを入れたボトル(900円)もある。
写真:容器は500ミリリットル入りのペットボトル。ラベルも付け販売している
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