殻付きのくるみを割って食べる楽しみ
「信濃くるみ」とは
長野を訪れる際、りんごの他に楽しみにしているものがもう一つ。それは「くるみ」です。東御(とうみ)市は日本を代表するくるみの産地。「くるみの里」として知られています。
東御市で栽培しているのは、「信濃クルミ」。いくつかの種類がありますが、そのほとんどが東御市で栽培されています。殻が薄く、実が多く、濃厚な味わいの信濃クルミは高級クルミといわれ人気が高く、時期によっては品薄となり入手が困難な場合もあります。
外国産のくるみは、大量のくるみを短時間で乾燥させる「火力乾燥」という方法を使っています。しかし、信濃クルミは自然乾燥させているのでしっかりと濃厚なうまみが閉じ込められています。とても手間がかかるのでお値段にも納得です。
殻を割って食べるからこその新鮮さと美味しさ
殻を割ってそのまま実を取り出しながら食べるくるみの新鮮さを味わうことはとても贅沢です。信濃クルミは皮が薄いので手で圧を加えるとヒビが入って綺麗に殻が剥けます。中には殻が硬いものもあり。それはドライバーなどを使ってあけます。
殻を剥くのは面倒…と嫌厭されそうですが、クルミは殻を割りながらゆっくりと楽しむもの。そう地元の方はおっしゃっていました。
クルミ割人形、くるみ割機があったりと色々な楽しい道具があるのも納得です。殻付きを割るという行為が入るからこそ美味しいのです。
道の駅「雷電くるみの里」のくるみ祭り
さて、今回くるみを購入した道の駅「雷電くるみの里」ではくるみ祭りを開催しており、今年は11月19日(土)〜11月20日(日)の日程で開かれ、今年とれたクルミの販売やクルミの品評会も開催され、賑わっていました。
品評会には見たことのない大きなくるみと、その実が並んでいました。綺麗な色艶で大ぶりで形のよいくるみに賞がついています。
また、会場では7品種程のくるみを試食して自分の一番好きな味を投票したり、地元の方々のくるみ料理コンテストが開催されていたり、世界のくるみ割り機が展示されていたり。くるみへの愛着を感じる穏やかな楽しいイベントでした。
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