アカマイ・テクノロジーズ合同会社(アカマイ)は11月18日、2016年第3四半期の「インターネットの現状・セキュリティレポート」を発表した。レポートによると、アカマイは同四半期に4,556件(前四半期は4,919件)のDDoS攻撃を緩和したという。前年同四半期との比較では、DDoS攻撃は71%、インフラレイヤ(レイヤ3、4)への攻撃は77%の増加となっている。また同四半期には、100Gbpsを超えるDDoS攻撃が19件発生しており、もっとも大規模な攻撃はkrebsonsecurity.comを狙った2つの攻撃で、それぞれ623Gbpsおよび555Gbpsを記録した。これらの攻撃は、新しいトレンドとなっているIoTボットネットを使ったもので、攻撃を仕掛けたボットネットは、不正アクセスされた一連のシステムと小規模攻撃を大規模攻撃へと変えるスキルによって作成されたものであったという。