- 2016.11.22 -
ロジクール 『K375s』 レビュー ~外観・構造~
2016年11月に発売されるロジクールのキーボード「K375s」。
2つの通信方式に対応(Unifying/Bluetooth)&Easy-Switchボタン搭載を主な特徴としたワイヤレスキーボードで、スマートフォン/タブレットスタンドも付属しているマルチデバイス対応モデル。実機を試す機会をいただいたので、ここではフォトレビューみたいな形で外観をメインに触れていきます。
Logicool K375s Multi-Device Wireless Keyboard & Stand Combo
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/k370s-k375s-multidevice-keyboard
まずキーボードの概要をおさらいしておくと、通信方式:Unifying(2.4GHz)/Bluetooth Smart、キースイッチ:メンブレン、キーピッチ:19mm、キーストローク:2.5mm、押下圧:55±10g、キーレイアウト:109キー日本語配列、バッテリー:単四電池2本、電池寿命:約24ヶ月、サイズ:幅435.5x奥行き137.5x高さ20.5mm、重量:450g、という仕様。PCでもモバイル端末でも接続可能な2つの通信方式に対応、最大3台の端末をワンタッチで切り替えられるEasy-Switchボタン搭載、静かで快適なタイピングができるインカーブキー採用、水がかかっても大丈夫な耐水性&耐久性ボディ、モバイル端末を立てかけられるユニバーサルスタンド付属、などが特徴。開封して中身を確認すると、キーボード本体・レシーバー・単四電池2本・保証書(保証期間:2年)・説明書(紙1枚)、といった内容物。・・・・続いてキーボードの各部を見ていく事に。
前面全体。一般向けのフルサイズらしく至ってスタンダードなキーレイアウト。カラーはブラック/ダークグレーとなっていますが、どちらかと言えばダークグレー/グレーの色合いです。
裏面全体。向かって左上に電源スイッチや電池ボックスが備わっている。滑り止め用のゴム足は前方に3つあり。また、内部に浸入した水を抜くためと思われる排水孔みたいな穴が計10個あります。
側面全体。ペッタンコではないけれどもメンブレンのキーボードとして見ればフレームもキーもスリムな構造になっている。前方から後方にかけての傾斜はほんのわずかにかかっている感じ。
前面左側。前述のとおり至ってスタンダードなフルサイズなので、キーの配置とかは特に気になる点も無し。刻印はかな文字やショートカットマークがあってキーによっては多少ごちゃついて見えるけれども、一部がホワイトではなくグレーで目立たなくしているのはちょっとした配慮を感じる。
前面右側。左側と同様に至って普通のキー配置で特に気になる点も無し。Caps Lock用などのインジケータは備わっておらず。
キー構造。インカーブキー採用を謳っているキーはトップがフラットではなく、確かにカーブがかかった感じの窪んだ形状となっている。キーピッチは通常と言える19mmですが、トップの面積が広いのでそれ以上に錯覚します。
キーキャップ。取り外して見ると結構薄型に作られているのがわかる。刻印はシールを貼ったみたいなプリントタイプです。
キースイッチ。この状態から見ると至って普通のメンブレンという印象。よくよく見ると段差がやや深かったりキーキャップとの隙間がなかったりと、内部に水を浸入させないような作りになっています。
Easy-Switchボタン。他のキーはダークグレーですが、この3つのキーだけはグレーのカラーリングになっている。前方にはインジケータが備わっていて、Bluetooth接続をする場合はそこが点灯・点滅して接続状況を判断できるようになっています。
ショートカットキー。上記のEasy-Switchボタンをはじめメディアコントロールやホームキーなどのショートカットが搭載。最上段1列はショートカットの方がデフォルト(Esc除く)となっており、F1~F12はFn経由の形に。
ロゴ。キーキャップみたいなシールタイプではなく塗料でプリントされており、故意にガリガリすれば多分削れる。そういえばロジクールのロゴは新デザインになったんだよなーと、今更ながら気づく。
電源スイッチ。グリーンとレッドの色でオン/オフを見分けるシンプルなタイプ。
スタンド。立てる収めるの1段階タイプで、設置面にラバーストッパーみたいなものは備わっていません。
電池ボックス。カバーの着脱も電池の出し入れもスムーズにできて、特に問題は無し。
質感。キーもフレームも全体的にプラスチッキーですが、型番的に下位となるモデル(K2xx/MK2xx)よりは安っぽくないと思う。見た目も触れた感じも一つ上のクラスという感じで、フレームはしっとりとした手触り、キーキャップは少しザラついた手触りですかね。悪くないです。
Unifyingレシーバー。一部のモデルで採用されている超小型タイプではなく標準タイプです。
ユニバーサルスタンド(全体)。サイズは幅96.7x奥行き89.6x高さ31.7mm、重量は70g、折りたたみ式みたいな変形はしない据え置き型のタイプ。カラーリングはキーボード本体と同様にダークグレー×グレーの色合い。
ユニバーサルスタンド(側面)。スマートフォン/タブレットを立てかける溝の幅は約13mmで、最近の機種なら大抵はいけるでしょう。問題なく立てかけられるのは10インチ以内かなと。
ユニバーサルスタンド(裏面)。ゴムシートみたいな滑り止めの処方は施されておらず、端一帯の部分はマット材質で多少なり滑りにくくはなっているけれども床面に固定できるようなグリップ力はない。でも端末を立てかけて勝手にズレるって事はないでしょうから、そんなに気にする部分でもないでしょうか。
設置。何度も言うように一般向けのスタンダードなフルサイズなので、キーボードにこれといったこだわりがないのであれば色々な面で無難な印象。組み合わせるマウスはブラック系よりグレー系の方が合いそうです。
・・・・まだ届いたばかりの状態なので今回はここまで。続きはある程度使ってみてから後日レポートする予定です。この時点でキーボードの感想を簡単に述べると、写真で最初見た時は同社の「MK235」(AA)と同じ構造だったのでチープさも同じなのかなと思いましたが、店頭で展示品を触った記憶が正しければMK235よりも質感が良い気がする。でもカラーリング的にそう錯覚しているだけで、実際に比較したら同じなのかもしれない(キーストロークや押下圧などスペックも大体同じ仕様)。そのあたりはさておき、UnifyingでもBluetoothでも簡単に接続できるマルチなところは、様々なデバイスを常用している人にとって良きポイントとなるでしょね。