なんか配信してぇ!でも使用ソフトとかポート開放とかわからねぇ!という人のための
Push配信クイックガイド with りぶらち鏡置き場&りぶらち鏡板

配信したくていろいろ調べたんだけど何がなんだかサッパリなんだぜ?
という方のためのクイックガイドです。
ここでの目標としては、

・配信の設定(KoToEncoder使用)
・鏡置き場を使った、ポート開放の必要がないPush配信

を挙げておきます。
ニコ生・Stickam等で配信経験のある方には不要かと思いますが
とりあえずSCFH DSFの設定のやり方もついでに載せておきましょー。

Wikiなどの解説をみてもサッパリという人でも、ここでの設定を丸写しすれば配信できる!
というガイドを目指します。
なので、詳細とか質の向上についてはあまり触れない方向で。

「コレの詳細が知りたい!」という方や、「もっと他にいいソフトあんだろjk」という方は
VIPで初心者がゲーム実況するには@Wikiを読めばいいと思うよ!


お品書き

ソフトの入手

KTE (KoToEncoder)
http://kte.cavelis.net/ ←リンク切れ:本家お亡くなりの様子
http://ux.getuploader.com/kte/  ←配布所は生きてるみたいなのでコチラからどぞ

配信するためのソフト。
Windows Media Encoder(WME)、ExpressionEncoder(EE)と互換性がありながら、設定が簡単で動作が軽い…らしい。
ストリーミングとかエンコードとか難しい単語は割愛。
とにかくダウンロードしてインストールしましょ。

64bit版OSを使ってる方は64bit版を使うとイイんだけど、わからない方は32bit版でもイイって書いてあるw
(配布所の KTE64_XXXXXXXXX.zip が64bit版、KTE32_XXXXXXXXX.zip が32bit版ですぞ)

※ WindowsXP以降でないと動かないみたいなので、2000以前の方はWMEをお使いくださいませ^q^;

 

SCFH DSF
http://mosax.sakura.ne.jp/fswiki.cgi?page=SCFH+DSF

配信する画面の領域をお手軽に指定・変更できるソフト。
DirectShowを使ってるみたい。よくわからないけど。
デュアルディスプレイ以上の方は必須だとかなんとか。
これもダウンロードしてインストー(ry
install.batを叩けば入ってくれるはずです。

 

配信のおともに(何)

ニコ生・Stickam等で配信経験のある方は
「視聴者からのコメはどーすんのさ」と言いたいところでしょうが、ご安心を。
そのために「りぶらち鏡板」を用意しましたので御自由にお使いください。良識の範囲内で。えぇ。

で、そのスレを監視するためのソフトがコレ。

LiveMate
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/42045/1238667063/l50
※キーワード「全部」でページ内検索をして、最新のzipを見つけてダウンロードしてください。

そもそも2ch実況板向けに作られたモノなので、その機能は実に豊富。
レス読み上げや字幕表示、タイマー機能なんかもついてたりします。

レス読み上げにはMeCabなるモノが必要なので、ココからダウンロードしてイン(ry
http://mecab.sourceforge.net/#download
(Binary package for MS-Windows の方ですよー)

 

配信の設定

KTE、SCFH DSFの設定

まずはおもむろにKTEを起動。
こんな感じの画面が出るので、

「入力」タブ、「出力」タブ、「圧縮」タブをポコポコと設定していきましょー。


●「入力」タブ

・ビデオキャプチャデバイスは「SCFH DSF」を選択。 (SCFH DSFが正常にインストールされていれば出ると思います)
 配信する画面サイズ、およびフレームレート(fps)を決めましょー。
※拡大・縮小はSCFHがやってくれるので、ココでは「視聴者が観る配信画面のサイズ」ってコトになります。

・もう1つ、ビデオキャプチャデバイスの[構成]をクリックして

 

 コッチでも画面サイズとフレームレートを入れておきましょー。
 …どっちが適用されるかよくわからないんで、揃えておけば問題ないかとw


・オーディオキャプチャデバイスは、お使いのオーディオデバイスのモノを選択。
 設定は「44100Hz 16bit 2ch」でイイんじゃないかな!


これで「入力」タブの設定は終了です。


●「圧縮」タブ  ※「出力」タブは後ほど。

・ビデオエンコーダーは「Windows Media Video 9」でイイんじゃないかと。
 CPU負荷が気になる方は「Windows Media Video V7」にすると若干軽くなるようです。

・ビデオビットレートは、配信の内容によってオススメの値が変わってきます。
 お絵描きのような静止画多めの配信なら100〜200Kbps、
 ゲーム実況のような動きの激しい配信なら300〜400Kbpsぐらいでしょーか。
 いろいろと試行錯誤して、見やすいと思う値を設定してください。

・ビデオフレームレートは、入力タブで決めた値に合わせればたぶんおkです。
 コレもビットレートと同様、見やすいと思う値を(入力タブの方と合わせて)設定してください。

・ビデオの滑らかさは、静止画多めの配信なら大きめの値、動きが激しい配信なら小さめの値を設定するとイイらしいです。

・バッファサイズの時間は、即レスにシビアな配信でなければ10秒程度あれば十分かと。

・オーディオエンコーダーは「Windows Media Audio 9.2」でイイんじゃないかと。

・オーディオビットレートは、よほど音質にこだわらなければ48Kbpsで十分と思います。

※当然、ビットレートが高いと転送量が多くなって、視聴側の環境によってはカクカクになってしまうコトもあります。
 また鏡置き場を使う場合、ビットレートが高いと視聴できる人数枠が減ってしまいますので
 そのへんも考慮に入れておいてください^q^;


これで「圧縮」タブの設定は終了です。


●SCFH DSF

このあたりでSCFH DSFの設定もやっておきましょー。
起動するとこんなのが出ます。

KTE.exeを選択して[OK]。
KTE.exeがリストにない場合は、たぶんKTEが起動してないので
KTEを起動してから[Refresh]を押すと出てくると思います。

するとこの画面になります。

・サイズを決める。
 先ほど、KTEの「入力」タブ - ビデオキャプチャデバイスで設定したサイズに合わせてください。

※KTEの設定より大きいサイズを指定した場合は自動的に縮小されますが、
 小さいサイズを指定した場合はオプションの[拡大]にチェックを入れないと拡大されません(いわゆるレターボックス状態)。

・[範囲選択]ボタンを押して、取り込む場所を決める。
 緑色の半透明の四角が出てくるので、マウスのドラッグで移動、ダブルクリックで決定です。

・オプションでは、「レーヤードウィンドウ表示」と「アスペクト比維持」にチェックを入れておきましょー。
 前者は字幕表示、後者は拡大表示したときにヘンに縦長や横長にならないための設定です。

で、[適用]をぽちっとな。


これでSCFH DSFの設定は終了です。
この設定は次回以降の起動でも記憶されます。

※SCFH DSFは配信終了まで閉じないでください。


●[出力]タブ

KTEに戻って、出力タブの設定。

・「パブリッシュポイント」−「プッシュ1」にチェックを入れる。

・「サーバー名と公開ポイント」に、お借りする鏡のアドレスを「http://」を抜いて入力。
 「convanwa.ddo.jp:59631」といった感じです。


これで「出力」タブの設定は終了です。

ここまでやったら、「ファイル」→「名前を付けて保存」で
設定情報を保存しちゃいましょう。
次回以降は設定を読み込むだけでOKになります。


で、配信を開始する前にもう1つ。


鏡置き場の設定
※ココでは「りぶらち鏡置き場」を使っています。

ブラウザで鏡置き場にアクセス。

・借りる鏡を選んで、[接続]をぽちっとな。
※ここで借りる鏡のアドレスを、先ほどの [出力]タブ - サーバー名 に入力します。

するとこうなります。

・配信種別は「Push配信」を選択。

・アドレスは空欄。 (ていうか、Push配信を選択すると入力できません)

・パスワードは鏡を切断するときに使います。任意の文字列で。

・コメントには配信内容を書くとか「お借りします」とか。

・「配信URLの表示」を「表示」にしておくと、
 「push://XXX.XXX.XXX.XXX」のように配信元のIPアドレスが表示されます。
 それがイヤな方は「非表示」を選択。


鏡置き場の設定はこんな感じです。
コレは毎回行うコトになります。


配信開始〜終了

ここまで設定できたらいよいよ配信開始です。
鏡置き場の設定画面で[接続]をクリックし、KTEの[エンコードの開始]をクリックしましょう!

お手持ちのプレイヤーで確認してみてください。
動画が映れば、たぶん配信できてるはずです。
※エンコード開始から動画が映るまでには、数秒〜数分ほどかかると思います。


できてなかったらどうしようorz


配信を終了するには、
鏡置き場で[切断]をクリック、パスワードを入力 → KTEで[停止]をクリック
でOKです。

 

配信2回目以降

配信するモノ起動
 ↓
配信のおともとか起動
 ↓
KTE起動
 ↓
KTE設定読み込み
 ↓
SCFH DSF起動
 ↓
鏡置き場設定
 ↓
配信開始
 ↓
配信する
 ↓
配信終了
 ↓
(゚д゚)ウマー

 

ついでに

「ポート開放ぐらいできるよヴァカ野郎」ってな方のために
Pull配信の設定も書いておきましょーか。


●KTEの[出力]タブ

・「ブロードキャスト」−「プル1」にチェックを入れる。

・「ポート番号」に、配信に使うポート番号を入力。
 当然開けてないとダメですよーw
 あと、ネット対戦とかで使用するポートとは別の番号を指定しないといかんです。

・「接続数上限」は、鏡置き場を使うなら1でおkです。


●鏡置き場の設定

・配信種別は「Pull配信」を選択。

・アドレスには「http://XXX.XXX.XXX.XXX:YYYYY」の形でIPアドレスとポート番号を入力。

あとはPush配信と同じです。