来週のメッセージテーマ
「ほしくてほしくて仕方なかったアレ」
というわけで、

ほしかったけど手に入らなかったアレや
ほしくてほしくてやっとのことで手に入れたアレや
ほしかったけど今となってはなんでほしかったのかよくわかんないアレ
ほしくて手に入れたのにすぐに手放したアレ
のエピソードを募集中です。

テレビが一家に一台しかなかった時代のこと
ラテカセという電化製品が発売になりまして
小学生の僕はそれがほしくてほしくて

これ、僕と同年代の人はピンとくるでしょうが

ラジオのラ
テレビのテ
カセットテープレコーダーのカセ
でラテカセ

大きめのラジカセにテレビが付いてる
超ハイテクメカ。
オムハンバーグカレー並みの豪華さ。

でも、テレビは白黒で5型。
室内アンテナで映像もノイズ交じり
ラジカセだからテレビ番組の音だけしか録れないし

でも憧れ。いくらしたかもわからないくらい高嶺の花だったなあ。
自分の部屋にテレビがあるなんて考えられなかった時代だもの。

でも、しばらくして、酸っぱいブドウも含めて
「落ち着いて考えたら5型のテレビなんて見られたもんじゃないな」
なんて思いなおしたのだけど、
今やスマホでYouTube見るのはそれくらいの大きさだな。

あと、これも小学生のころ、荒川区民会館でチャリティーオークションがあって
当時ジャイアンツの張本勲選手の野球道具が出品されるという。

僕はアンチジャイアンツだったけど
張本選手は、大好きなファイターズにいた選手だったので
ほしくてほしくて仕方がない

「何年分かのお年玉で返済するから」
と父親に無理を言って、会場に連れて行ってもらったら
出てきたのが、張本選手のグローブ。

安打製造機と言われて打撃はものすごかった張本選手だけど
守備はまさに「喝!」もので。
いつも終盤は交代させられていたのを見ていたから、
「バットだったら、せめて手袋だったら
 良かったのに、、、」と
急に覚めてしまった。

ところが、子供のために競り落とす気満々の父親に言い出せず、
始まってしまったオークション。
父親を含め三人の戦いになり、
たしか1万5千円くらいの額面になったあたりで
「どうか、競り落とせませんように、、、」
と祈っていた記憶がある。

結果、父親は競り負けてしまって結果オーライ。
でも、悪いと思ったらしく帰りに町屋駅前でラーメンをおごってくれたっけ。

メッセージテーマについて何か書こうとすると
こんな時にしか思い出さないどうでもいい記憶が蘇るなあ。