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インフルエンザ 予防と対策は

11月21日 19時34分

インフルエンザ 予防と対策は

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インフルエンザが心配な季節になりました。今年は流行の始まりが例年より早まっています。
11月13日までの1週間に愛知県内の195の医療機関を受診したインフルエンザの患者は158人。その前の週の2.8倍に急増しています。
岐阜県や三重県でも患者は増えています。
これから患者が増えてくるインフルエンザなどの感染症。
その予防と対策を感染症に詳しい愛知県蒲郡市の「マイファミリークリニック蒲郡」の院長、中山久仁子さんに聞きました。
まず、ワクチンの効果について、中山久仁子医師は「感染してもその発症を減らす、つまりインフルエンザの症状を出ないようにすることができる。そして発症した時の重症化を防ぐことができる。また、その地域、集団で感染が広がることを防ぐこともできる。
接種してから免疫ができて効果が出るまでに2週間かかるので、11月中か、12月も早めに打った方がいい。」とワクチンの効果は大きいので早めの対策が必要と話していました。
インフルエンザにかからないために大事なことについて、中山医師は、「何よりも手洗いです。流水、石けんを使っての手洗いを、トイレの後、食事の前、外から帰った後、やってほしい。特に、手洗いは、手に付いたウイルスを取り除くのに有効な方法で、多くのウイルスが、接触感染=触れることで感染したり、ひまつ感染=咳やくしゃみで感染しますが、そういった感染を予防するために、有効です。うがい。人混みにいかない。
栄養をしっかりとる。睡眠を十分にとる。こうした対策は、インフルエンザだけでなく、今、患者が増えているノロウイルスなどの対策としても有効です。
また、かかった場合は、体調が悪くなったら、水分を取り、しっかり休みましょう。インフルエンザの診断に使う検査は、38度以上の熱が出ても、半日以上たたないと陽性にならない場合がありますし、3割の人は検査で陽性になりません。体調が悪くなって急いで受診するのではなく、まずは家でゆっくり体を休めて下さい。
また、38度以上の熱が続き、症状が強い場合に受診して下さい。
熱やせき、鼻水などの症状が辛いときは、その症状を軽くする薬があります。
薬には副作用もありますので、自分に合った治療方法をかかりつけ医に相談して下さい。
インフルエンザの治療は、抗インフルエンザウイルス薬がありますが、インフルエンザは健康な成人であれば、自分の免疫力で治ることがほとんどです。
そして、家族などにうつさないためにも、手洗い、うがい、マスクの着用が大事です。」と注意を呼びかけていました。

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