メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

中山議長が辞任へ 政務活動費の過大請求認め

 宮城県議会の中山耕一議長(自民、4期)が、運転代行の利用代として白紙の領収書に実際の金額より多い額を記入し、昨年度だけで約30回不正に政務活動費を受け取っていたことが分かった。中山氏は過大請求を認めたうえで「妻が領収書を誤って記入した」と説明し、責任を取って議長を辞任する意向を固めた。

     同県議会では、安部孝前議長(自民、5期)も政務活動費の不明朗な支出を巡って今年6月に辞任している。議長が政務活動費の問題で2代続けて辞任するという異例の事態となった。

     中山氏によると、昨年度、運転代行を33回利用して政務活動費を請求した。このうち同じ業者を利用した31回で、実際の利用代は3000円だったにもかかわらず、業者から受け取った白紙の領収書に4500円と記入して政務活動費を受け取っていた。

     中山氏は「妻に領収書の処理を任せていた。以前は料金が高い代行業者を利用していたこともあり、妻が誤って記入した。過大に受け取った政務活動費は返還する」と釈明。「11月定例県議会を前に混乱を収拾したい」として、議長を辞任する考えを示した。

     中山氏を巡っては、個人的に使うマッサージチェアの領収書を添付して、パソコンとデジタルカメラの購入費として政務活動費約10万円を受け取っていたことが明らかとなり、その後返還していた。【川口裕之】

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 安田美沙子 第1子妊娠 「アッコにおまかせ!」で報告
    2. 準強制わいせつ容疑 近畿大4年生を逮捕 大阪府警
    3. 日本人男性死亡 被害者は一橋大4年生 コロンビアで銃撃
    4. 特集ワイド 小林麻央さん 乳がん闘病ブログ80日 「癌の陰に隠れないで」に共感
    5. 産業医大 点滴袋の穴、1時間前異常なし 病院職員が説明

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]