トランプ氏に期待でドル高 世界経済への影響に注目
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アメリカのトランプ次期大統領の経済政策への期待などを背景に外国為替市場ではドルが一貫して値上がりする一方、ドル以外の通貨が大幅に下落していて、資金の流れの変化が世界経済にどのような影響を及ぼすかが注目されます。
外国為替市場では日本時間の今月9日、アメリカ大統領選挙でのトランプ氏の勝利をきっかけにドルに買い注文が集中して一貫して値上がりする一方、ドル以外の通貨は軒並み下落しています。
日本の円は、先週末には、およそ5か月半ぶりに1ドル=110円台まで値下がりしました。
ドルに対しては、ユーロのほか、ブラジルのレアルや南アフリカのランドなど新興国の通貨も大きく下落し、メキシコのペソやトルコのリラは、史上最安値まで値下がりしました。
これは、トランプ次期大統領の経済政策への期待や、アメリカが来月、利上げに踏み切るとの見方から、金利が上昇しているドルが買われているためで、こうした資金の流れの変化が世界経済にどのような影響を及ぼすかが注目されます。
為替相場に詳しいみずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストは、「市場は、大型の財政出動など、トランプ氏の主張のよい所しか見ていないのが実情だ。しかし大統領に当選してから政策についてはトランプ氏はほとんど発言しておらず、不確実性があるわりには相場の方向性が一方的だ」と指摘しています。
日本の円は、先週末には、およそ5か月半ぶりに1ドル=110円台まで値下がりしました。
ドルに対しては、ユーロのほか、ブラジルのレアルや南アフリカのランドなど新興国の通貨も大きく下落し、メキシコのペソやトルコのリラは、史上最安値まで値下がりしました。
これは、トランプ次期大統領の経済政策への期待や、アメリカが来月、利上げに踏み切るとの見方から、金利が上昇しているドルが買われているためで、こうした資金の流れの変化が世界経済にどのような影響を及ぼすかが注目されます。
為替相場に詳しいみずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストは、「市場は、大型の財政出動など、トランプ氏の主張のよい所しか見ていないのが実情だ。しかし大統領に当選してから政策についてはトランプ氏はほとんど発言しておらず、不確実性があるわりには相場の方向性が一方的だ」と指摘しています。