社員インタビュー

青木宏行(2002年入社) 山新 下館店 主任 グリーン担当
※2012年から グランステージつくばホームセンター 次長

 

店長も、バイヤーもやりたい。

青木宏行

 

最初の配属先は?

青木宏行結城店です。最初の売り場は金物です。サブ担当から勉強していって、その次は家庭用品、インテリア、そして手工具、電動工具、作業用品。結城店の7年間で6品番を受け持ちました。その後下館店に異動になりました。振り返ると楽しかったですよ。一番思い出に残っているのが手工具です。私が入った時、当社はあまりプロ向けの電動工具がなかったんです。そこでどんどんプロ工具をそろえました。そのために東京のメーカーに月1回、1年半通い、メーカーの研修も受けて技術を身に付けました。

 

プロ工具をそろえた理由は?

お客様が欲しい商品が売り場になかったからです。どんな店にもカタログは置いてあります。たまたま売り場にしまい忘れていたメーカーカタログが、気が付いたらたくさん積んであったカタログがいつのまにか残り5〜6冊になっていたのです。みんな実は興味があるんじゃないかなと思ったんです。プロ工具を売り場に置いたら店の売り上げが1.4倍くらいになりました。プロ工具を置くことによって木材が売れるようになって、金物も売れるようになってというふうに、全体が底上げされたんです。

 

嬉しかったことは?

青木宏行一番嬉しいのは「また来たよ。」と私自身を訪ねてきてくれた時です。
この間も結城店の時のお客様が「ちょっと下館店の近くまで来たから、顔を見に来たよ」と言って、下館店に来てくれました。それが一番嬉しいです。
私は工具のお客様の名簿を持っているんですよ。200何名いるんですけど、そのお客様全部にご挨拶してから下館店に来たので、異動のことをみんな知っているんです。顧客名簿を作り始めたきっかけも、金物屋さんの売り方をマネして「修理もうちで全部できますから、うちで買っていないものでも持って来てください」と接客するために作ったんです。

 

山新はどんな会社ですか?

山新は楽しい。全部楽しいんです。特に担当者制度です。山新の中のショップの小さい店長のような感じで売り場を作っていける。それプラス地域密着ですよね。地域で必要としている商品を、自分で探索して仕入れたりとか。
山新は下館店と結城店の品ぞろえが違うんですよ。どのお店も品揃えが同じホームセンターもあります。
山新は個性があります。

 

10年近く続けてきたことや努力してきたことは?

青木宏行業界を知るという意味で、誰にも負けないくらい、ホームセンターだけでなく、いろいろな店を見に行きました。例えばベビー用品や八百屋などですね。小さい八百屋に行って写真を撮らせてもらって、同じような売り場のやぐらを結城店の家庭用品の時に作ったりとか。先輩に負けないくらい情報をどんどん収集しました。
一番大事なのはお客様の反応ですけどね。

 

山新に入社して良かったことは?

ここ最近で一番良かったと思ったのは、震災の翌日に店を開けた時の「山新が営業していて良かった」というお客様の表情ですね。店内は商品の棚も倒れてしまい、ぐちゃぐちゃだったんですよ。だけど、来られる社員だけでも来て、店を開けようということになって。
私も含めて、ほかの社員がお客さまから「ありがとう」って、こんなに言われたのは、おそらく初めてだろうと思います。店内に入れないので入口だけで営業したんですけど、700〜800人くらいのお客様が2時間〜3時間くらい待って、ブルーシートとか灯油缶などを買って。改めてホームセンターは必要だなって、みんな思ったんじゃないかなと思います。
あの時は山新の社員で良かったな、人の役に立ったなと実感しました。

 

今後の目標を聞かせてください。

店長をやりたいですね。その前にバイヤー職をやりたいです。今プライベート商品が、いろんな会社(店舗)でありますよね。世の中で売れている商品ばかりではなくて、ほんとにお客様に必要とされている商品を買い付けて店頭に並べて行く。そんなことがしたいです。実際、軍手は普通白ですが、黒色がベースの作業着を着ている若者が多いんです。そういうお客様から出た「作業着が黒なんだから黒の軍手がいいよね」という要望を本社に伝えて黒い軍手を作ってもらったんです。それが大ヒットしたことがあったので、もっとお客様の要望を聞いて、今作られていない商品などを開発したいなと思っています。最終的には山新のシンボル的なお店、グランステージで店長をやりたいですね。

 

これから、どのような人と一緒に働きたい?

明るく元気な人と働きたい。これは小売業で働く絶対条件です。
それプラス思いやり。お客様に対してもそうだし、仲間に対してもそうですけど、「思いやり」がないと勤まらないですよね。売り場作りもそうです。年配のお客様が多いから、年配の人が買いやすい売り場にしようという思いやり。それがないと、すべてにおいてうまくいかないんじゃないかなと思うんです。

 

青木宏行インタビュー・ビデオダイジェスト

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